ラオスのモン族は、大きく3つのグループに分かれます。
白モン、青モン、黒モン
私の理解するところでは、民族衣装のスカートの色から、そう呼ばれるようです。
つまり、白モン(モン語でモン・ダウ)の女性は白いスカート。青モン(モン・ジュア)の人々は青いスカート。黒モン(モン・ドゥー)の人々は黒いスカートをはいているということです。
 白いスカートは、元々は麻の生成りのスカート、青いスカートは、藍で染めたスカートですが、蜜蝋を使ったろうけつ染めの模様が入っています。黒いスカートは、やはり藍ですが、模様なしで、かなり濃い黒に近い濃紺の色をしています。
 ただ、現在、民族衣装を着ていない人たちも多いし、特にホワイトモンの女性は、白いスカートをはかずに黒いズボンをはいている人が多いために、見かけからはあまりわからないかもしれません。 
 風習などはほとんど変わりませんが、言葉は少し違います。しばらくいるとわかるようになります。
 ただ、ラオスの黒モンの人たちは、フアパン県のベトナム国境の一部にしかおらず、言葉もかなり違います。 
 また、同じグループであっても、住んでいる場所によって、民族衣装の模様や、また手法も異なったりします。例えば同じホワイトモンでも、ルアンパバンとシェンクワンで、パッチワークなどの手法が違います。これは、元々住んでいた中国の出身地の違いだろうか?と、私は思っていますが、まだ、詳しくはわかりません。
 現在、ビエンチャンに住むモンの人たちの着る民族衣装は、もう伝統的なものではなく、スパンコールなどのついた新しいものが多いのですが、それぞれの出自などと深く結びついているはずの各地方によって特徴のある民族衣装と手法を守り、伝えていってほしいなぁと願っています。
ラオスのモン族
ホワイトモンブルーモンブラックモンのこと
シェンクワン県のホワイトモン。現在は普段には民族衣装もあまり着ていないが、黒いズボン姿の方が普通。
フアパン県のブルーモン。赤色などの刺繍がたくさんほどこされているが、地の布は、手織りの麻にろうけつ模様を入れて、藍で染めたもの。
フアパン県のホワイトモンは、腕に縞々の模様が入った民族衣装のため、縞モン(モンツァイ)とも言われるが、言葉はほとんど変わらない。私がおばあちゃんとして慕っていたツァイばあちゃん。
ウドムサイ県のホワイトモン。頭飾り、そして帯の模様などが、東北部とは異なっている。
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