練習問題

(こた)えはひとつではありません。いろいろな(こた)(かた)があります。自分で(こた)えを(かんが)えた(あと)で、日本人(にほんじん)先生(せんせい)()てもらいましょう。

作文例:川魚と海魚

「カワはカワからウミはミから」ということばがある。(さかな)(ただ)しい()(かた)()ったものだが、語呂(ごろ)()いので(おぼ)えやすい。(かわ)(さかな)(かわ)(ほう)から()き、(うみ)(さかな)()(ほう)から()くという意味(いみ)である。

もちろん、(さかな)一匹(いっぴき)(まる)ごと()場合(ばあい)には、(かわ)(ほう)とか()(ほう)とかいうことはない。このことばは、干物(ひもの)などの(ひら)きや()()()くときにあてはまる。(うみ)(さかな)()くときには、()(ほう)から(さき)に、()(かわ)を7(たい)3の割合(わりあい)()くとおいしい。これは、()(さき)()(かた)めた(ほう)が、()がくずれずにきれいに()け、うまみも()げないからである。しかし、川魚(かわざかな)場合(ばあい)は、(ぎゃく)(かわ)(ほう)から(さき)に、(かわ)()を7(たい)3の割合(わりあい)()くのがよい。これは、(かわ)部分(ぶぶん)(くさ)みがあるためである。(かわ)(ほう)をよく()くことで、(くさ)みをとることができるわけである。

(さかな)()くときには、()(あみ)かガスコンロのグリルを使(つか)うことが(おお)い。最近(さいきん)では、ガスコンロのグリルでも両面(りょうめん)()きタイプのものが(おお)く、両面(りょうめん)()きの電気(でんき)ロースターを使(つか)(ひと)()えている。こうなってしまうと、(かわ)(さき)()(さき)かという(はなし)にはもはや意味(いみ)がない。

しかし、両面(りょうめん)()きでも()わらないこともある。川魚(かわざかな)(かわ)をよく()くことである。(うみ)(さかな)()きすぎると(あぶら)水分(すいぶん)()けてまずくなるが、もともとそれらの少ない川魚(かわざかな)()きすぎてもまずくならない。川魚(かわざかな)では、(かわ)()きすぎと(おも)えるほど()くのがうまいのである。

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