文末形式(ぶんまつけいしき)

書きことばの文末形式(ぶんまつけいしき)

日本語は、話しことばと書きことばの表現に大きな(ちが)いがある。正式(せいしき)な書きことばでは、文末(ぶんまつ)に「〜だ。」・「〜である。」が使われることが多い。

です・ます調(ちょう)とだ・である調(ちょう)

文末(ぶんまつ)が「〜です。」・「〜ます。」で書かれている文章(ぶんしょう)を「です・ます調(ちょう)」または「です・ます(たい)」と()び、文末(ぶんまつ)が「〜だ。」・「〜である。」で書かれている文章(ぶんしょう)を「だ・である調(ちょう)」または「だ・である(たい)」と()ぶ。

です・ます調(ちょう)
文末(ぶんまつ)が「〜です。」・「〜ます。」のかたちをしている
  • 日本の首都(とうきょう)は東京です
  • 昨日(きのう)図書館(としょかん)()ました
だ・である調(ちょう)
文末(ぶんまつ)が「〜だ。」・「〜である。」のかたちをしている
  • 日本の首都(とうきょう)は東京
  • 日本の首都(とうきょう)は東京である
  • 昨日(きのう)図書館(としょかん)()

〜である。

「〜である。」の文末は、書きことばで使(つか)われるかたちで、日常(にちじょう)の話しことばでは使われない。なお、「〜である。」を否定(ひてい)する場合(ばあい)は、「〜ではない。」となる(「〜だ。」を否定形(ひていけい)にするときと(おな)じ)

「〜である。」は「〜だ。」よりも(かた)(かん)じがする表現といえる。そのため、「〜である。」で終わる文には、(かた)(かん)じのする語が(もち)いられることが(おお)い。

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