「〜するのが…」・「〜することが…」
「泳くのが得意です」・「泳くことが得意です」
例:「水泳」=「泳ぐの」=「泳ぐこと」
- 孝高くんは、水泳が得意です。
- 孝高くんは、泳ふのが得意です。
- 孝高くんは、泳ぐことが得意です。
例のように
《動詞[辞書形]+「の」》
《動詞[辞書形]+「こと」》
は、動詞を名詞化する表現である。
- 私は歌を歌うのが好きだ。
- 私は歌を歌うことが好きだ。
- 計画に問題があるのがわかった。
- 計画に問題があることがわかった。
- 早く寝て早く起きるのが健康の秘訣だ。
- 早く寝て早く起きることが健康の秘訣だ。
「〜しないのが…」・「〜しないことが…」
「〜するの」・「〜すること」の否定形は、「〜しないの」・「〜しないこと」となる。
- 仕事をしないのは良くないことです。
- 仕事をしないことは良くないことです。
- 当日になって、山川さんが来ないのがわかりました。
- 当日になって、山川さんが来ないことがわかりました。
「Aが〜する{の/こと}が…」・「Aの〜する{の/こと}が…」
「〜するの」や「〜すること」の「〜」の部分に主語が含まれる場合は、『は』を使わずに『が』か『の』であらわすことが多い。
- パーティーに彼女が来ない{の/こと}がとても残念だ。
- パーティーに彼女の来ない{の/こと}がとても残念だ。
- ×パーティーに彼女は来ない{の/こと}がとても残念だ。
「Aは〜すること」
趣味は本を読むことです。
《Aは〜[名詞]です》・《Aは〜[名詞]だ》の文型では、『の』を使うことはできない。
- 私の趣味は読書[名詞]です。
- 私の趣味は本を読むこと[名詞]です。
- ×趣味は本を読むのです。
《Aは〜[名詞]です》・《Aは〜[名詞]だ》の文型では、「Aは〜することです」・「Aは〜することだ」のように、かならず『こと』をつけて使わなければならない。
- 私は本を読みます。
- ×私の趣味は本を読みます。
→ 私の趣味は本を読むことです。
- 《Aは[動詞]》の文
-
- 私は本を読みます。
- ×私の趣味は本を読みます。
⇒ 《Aは[名詞]》の文にする:「私の趣味は本を読むことです。」
- 《Aは[名詞]》の文
-
- 私の趣味は読書[名詞]です。
- 私の趣味は本を読むこと[名詞]です。
- ×趣味は本を読むのです。