作文(さくぶん)のポイント

作文とは?作文で重要なこと作文の表現の3つのポイント

作文(さくぶん)とは 何謂作文

作文(さくぶん)とは、経験(けいけん)体験(たいけん)(もと)づいた自分(じぶん)意見(いけん)(かんが)えを()くことをいう。

作文就是以自己的經驗及體驗作為基礎並加入自己的意見及想法寫出的東西。

作文(さくぶん)は、自分(じぶん)(かんが)えを()(ひと)(つた)える方法(ほうほう)のひとつである。ただ自分(じぶん)のことを文章(ぶんしょう)()けばいいというものではなく、そこに自分(じぶん)(かんが)えがはっきりと(あら)わされていなければならない。

作文是將自己的想法讓看的人能夠了解的其中一種方法。並不是只要將自己的想法寫成文章就好,而是在那之中能夠確實的表現及傳達自己的想法。

したがって、できごとを時間(じかん)(じゅん)(なら)べて()くだけでは、作文(さくぶん)とはいえない。

所以只是將發生的事情依發生的時間做排序寫出的東西,並不能夠稱為作文。

××悪い例(できごとを(なら)べただけ):不好的例子(只是將發生的事情做好排序)

ある日携帯電話が勢いよく鳴りました。日本に住んでいる友人からの電話でした。私に会うために、苗栗まで来るそうです。私は、竹南駅に友人を迎えにいきました。我家牛排で、二人一緒に食事をしました。友人も私も、もうお腹がいっぱいです。

⇒ 内容がないよぉ……
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作文(さくぶん)重要(じゅうよう)なこと 寫作文的重點

作文(さくぶん)重要(じゅうよう)なことは、(つぎ)の3つである。

寫作文的重點,為以下的三項。

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自分(じぶん)(かんが)えを「まとめる」 將自己的想法「彙整」

自分(じぶん)(かんが)えを「まとめる」』には、《(なに)()く?》か(かんが)えなければならない。

『要將自己的想法「彙整」前』,必須先想《要寫什麼?》。

たとえば、(つぎ)のように(かんが)えてみるといいだろう。

例如說,

  1. どんな経験(けいけん)体験(たいけん)について()くのか(かんが)える
    要先想好想將哪種經驗或體驗寫出來
    • ()()し/夏休(なつや)みの旅行(りょこう)今朝(けさ)二日酔(ふつかよ)い/彼女(かのじょ)との失恋(しつれん)……など
      搬家/暑假去旅行/早上起來宿醉/失戀˙˙˙˙˙˙˙˙˙˙˙˙˙˙等等
  2. それが自分(じぶん)にとってどんな種類(しゅるい)経験(けいけん)体験(たいけん)だったのか(かんが)える
    之後在想這對自己來說是哪種種類的經驗或體驗
    • うれしいこと/(たの)しいこと/むなしいこと/つらいこと/(くる)しいこと……など
      高興的事情/快樂的事情/無奈的事情/辛苦的事情/痛苦的事情˙˙˙˙等等
  3. その経験(けいけん)体験(たいけん)(たい)してどのように(かん)じたり(かんが)えたのかまとめる
    最後將自己對這些經驗及體驗有什麼樣的感覺或想法做個彙整
    • 興味(きょうみ)()った/共感(きょうかん)した/理解(りかい)できなかった/いろいろ(なや)んだ……など
      抱持著興趣/感到有同感/無法理解/煩惱著很多事情˙˙˙˙˙˙˙˙等等

(かんが)えを言葉(ことば)で「表現(ひょうげん)する」 將想法用語言「表現出來」

(かんが)えを言葉(ことば)で「表現(ひょうげん)する」』には、《どう()く?》か(かんが)えなければならない。

如果要『將想法用語言「表現出來」』必須先想《該如何寫?》

(つぎ)の6つの点を(かんが)えてみるといいだろう。

就以以下6點作為出發點吧。

  1. 題名(だいめい)はどうする?……… [⇒ 題名について]
    名稱怎麼辦?˙˙˙˙˙﹝⇒關於作文名稱
  2. 構成(こうせい)はどうする?……… [⇒ 構成について]
    如何做構成?˙˙˙˙˙﹝⇒關於內容的結構
  3. 展開(てんかい)はどうする?……… [⇒ 展開について]
    如何展開?˙˙˙˙˙˙﹝⇒關於內容的開始
  4. 文末(ぶんまつ)はどうする?……… [⇒ 文末について]
    結尾該怎麼辦?˙˙˙˙﹝⇒結尾怎麼寫
  5. 語彙(ごい)はどうする?……… [⇒ 語彙について]
    語彙怎麼辦?˙˙˙˙˙﹝⇒關於語彙
  6. 形式(けいしき)はどうする?……… [⇒ 形式について]
    要以什麼形式?˙˙˙˙﹝⇒關於寫作文的形式

題名(だいめい)について 關於作文名稱

題名(だいめい)は、本文(ほんぶん)内容(ないよう)にあわせなければならない。題名(だいめい)から、本文(ほんぶん)内容(ないよう)がまったく想像(そうぞう)できないものはよくない。

作文標題必須和本文的內容有所關聯。如果作文的標題與本文的內容超出預料的情況則不好。

××悪い例:不好的例子
「ローマ帝国の建国と崩壊」

私は、高校のときに日本語の勉強を始め、育達商業技術學院に進学しました。私が日本語の勉強を始めた理由は、アニメやマンガに興味があったからです。将来、日本語が上達したら、日本で声優を目指したいと思います。

⇒ まったく関係ありません……

また、題名(だいめい)意味(いみ)がはっきりわかるものにする。(なに)をあらわしているのかよくわからない題名(だいめい)はよくない(××悪い例:「わが育達の青い血」→ "blue blood"には貴族という意味がありますが……??)。

另外作文的標題要以能夠清楚了解內容為主。無法理解意思的名稱是不好的(××不好的例子:「我們育達的藍血」→"blue blood"這單字有貴族階級的意思˙˙˙˙˙˙??)

題名(だいめい)(ぶん)(かたち)にするのはよくない。名詞(めいし)()わるようにするのが普通(ふつう)である。

將作文標題寫成文的方式是不好的。普遍都是以名詞做結束。

×悪い例:「私はビル・ゲイツが嫌いです。」(文の形)
◎良い例:「私の嫌いなビル・ゲイツ」(名詞で終わる)

題名(だいめい)は、適当(てきとう)(なが)さにする。

作文標題應該要取適當的長度

×悪い例:「僕が今年の7月16日に四国の鳴門海峡に行ったときの思い出などについて」(長すぎます…)
◎良い例:「鳴門旅行の思い出」(これで十分)

構成(こうせい)について 關於作文的構成

まず、本文(ほんぶん)は「段落(だんらく)」にわける。

首先本文要分出「段落」。

文章はいくつかの大段落に分かれ、大段落はいくつかの小段落に分かれる。小段落はいくつかの文の集まりであり、文はいくつかの語の集まりである。

大段落(だいだんらく)内容(ないよう)は、《(かんが)え》と〈経験(けいけん)〉に区別(くべつ)できる。

大段落的內容可分為《想法》及《經驗》。

思ったこと、事実の判断、意見や主張などは《考え》であり、見たこと、聞いたこと、体験の内容などは〈経験〉である。
大段落(だいだんらく)構成(こうせい)のパターン 大段落架構的模式

大段落(だいだんらく)構成(こうせい)にはパターン((かた))がある。

大段落的架構有模式(形式)。

大段落(だいだんらく)構成(こうせい)のパターン((かた))は、(おお)きく(つぎ)の3つに()けられる。

大段落的架構模式(形式)可以大致分為以下3種。

  1. 二段構成(にだんこうせい)
    二段架構
  2. 三段構成(さんだんこうせい)
    三段架構
  3. 四段構成(よだんこうせい)
    四段架構
二段構成(にだんこうせい) 二段架構

二段構成のパターン 二段架構的模式

〔まえ〕→〔あと〕 ﹝前﹞→﹝後﹞

二段構成の例 二段架構的例子
まえ
タイムマシーンは永遠(えいいえん)発明(はつめい)されないだろう。
時光機永遠不會被發明吧。
主張(しゅちょう)
主張
《考え》
《想法》
あと
未来(みらい)(ひと)には(だれ)ともあったことがないからだ。
因為並沒有與任何未來的人見過面。
証拠(しょうこ)
證據
〈経験〉
《經驗》
まえ
牛排貴族で鉄板(てっぱん)(いや)だといっている米国人(アメリカじん)がいました。
在貴族世家有一個美國人說吃牛排不要用鐵板。
具体例(ぐたいれい)
具體例子
〈経験〉
《經驗》
あと
毎日(まいにち)、ハンバーガーでも()べていればいいと(おも)います。
認為只要每天都吃著漢堡就可以了。
意見(いけん)結論(けつろん)
意見(結論)
《考え》
《想法》
三段構成(さんだんこうせい) 三段架構

三段構成のパターン 三段架構的模式

〔はじめ〕→〔なか〕→〔おわり〕 ﹝開始﹞→﹝中間﹞→﹝結束﹞

三段構成の例 三段架構的例子
はじめ
開始
(かたち)があるものは、(かなら)ずいつかは(こわ)れるのです。
有形狀的東西,一定有壞掉的一天。
主張(しゅちょう)
主張
《考え》
《想法》
なか
中間
クーラーもバイクもプレステ2も(こわ)れました。
冷氣及摩扥車與PS2都壞掉了。
証拠(しょうこ)
證據
〈経験〉
〈經驗〉
おわり
結束
(かたち)があるもので(こわ)れないものなどありません。
沒有ㄧ種有形狀的東西是不會壞掉的。
判断(はんだん)結論(けつろん)
判斷(結論)
《考え》
《想法》
はじめ
開始
アメリカ(じん)とはどのような(ひと)たちでしょうか?
美國人是怎麼樣的人們呢?
問題(もんだい)提示(ていじ)
問題(提示)
《考え》
《想法》
なか
中間
マークは日本(にほん)そばにカレーをかけて()べます。
ブライアンはいつもビール(びん)(にぎ)っています。
馬克會在日式炒麵上淋上咖哩在吃。
布萊恩總是將啤酒瓶拿在手上。
具体例(ぐたいれい)
具體例子
〈経験〉
〈經驗〉
おわり
結束
アメリカ(じん)全員(ぜんいん)とても個性的(こせいてき)だと思います。
我認為所有的美國人都很有個性。
判断(はんだん)結論(けつろん)
判斷(結論)
《考え》
《想法》
はじめ
開始
ローマ、ペルシャ、オスマントルコ、日本。
どんな強大(きょうだい)帝国(ていこく)も、いつかは崩壊(ほうかい)します。
羅馬、伊郎、鄂圖曼土耳其、日本。
不管是多麼強大的帝國,總有一天會崩陷的。
事実(じじつ)
事實
〈経験〉
〈經驗〉
なか
中間
先生(せんせい)は、米国(アメリカ)現代(げんだい)帝国(ていこく)だといいました。
老師說美國是現代的帝國。
伝聞(でんぶん)
傳說
〈経験〉
〈經驗〉
おわり
結束
米国(アメリカ)も、(ちか)将来(しょうらい)崩壊(ほうかい)するのだと(おも)います。
我想美國在不久的將來也會崩陷的。
判断(はんだん)結論(けつろん)
判斷(結論)
《考え》
《想法》
四段構成(よだんこうせい) 四段架構

四段構成のパターン 四段架構的模式

〔起〕→〔承〕→〔転〕→〔結〕
﹝起﹞→﹝承﹞→﹝轉﹞→﹝合﹞

四段構成の例 四段架構的例子
()
(あたた)かな(はる)()(わたし)たちに一人(ひとり)子供(こども)ができました。
在溫暖的春天我們有一個孩子了。
具体例(ぐたいれい)
具體例1
〈経験〉
〈經驗〉
(しょう)
そして、(さむ)(ふゆ)()(まえ)()んでしまったのです。
然後在寒冷的冬天來臨前死亡了。
具体例(ぐたいれい)
具體例2
〈経験〉
〈經驗〉
(てん)
(かがや)星空(ほしぞら)朝日(あさひ)()え、(さくら)()って(そら)()います。
閃耀的星空也消失於早晨的陽光,櫻花掉落在空中飛舞。
視点(してん)転換(てんかん)
視點的轉換
《考え》
《想法》
(けつ)
はかないからこそ美しいと、私は思いたいのです。
因為無法預測所以美麗,我是這麼想的。
意見(いけん)結論(けつろん)
意見(結論)
《考え》
《想法》

展開(てんかい)について 關於展開

(ぶん)段落(だんらく)前後(ぜんご)のつながりには、論理的(ろんりてき)筋道(すじみち)がある。

文或段落前後的連接,有個理論性的道理。

たとえば、(つぎ)のようになる。

例如會像以下的樣子。

文や段落の前後のつながり 文或段落前後的連接
約束(やくそく)(かなら)(まも)らなければいけません。
答應人的事情務必得要遵守才可以。
主張(しゅちょう)
主張
信頼こそが、社会の基本だからです。
互相信賴才是這社會的基本。
理由(りゆう)
理由
リンゴの()自然(しぜん)(えだ)から()ちました。
蘋果的果實很自然的樹枝上吊落了。
記述(きじゅつ)
敘述
万物(ばんぶつ)には「引力(いんりょく)」が(はたら)いているのです。
萬物都有「引力」在作用著。
説明(せつめい)
說明
正義(せいぎ)戦争(せんそう)というのはあるのでしょうか?
有戰爭是正義的嗎?
提示(ていじ)
提示
(わたし)最悪(さいあく)平和(へいわ)戦争(せんそう)(まさ)ると(おも)います。
我認為最糟糕的和平也勝過於戰爭。
意見(いけん)
意見
首相(しゅしょう)靖国(やすくに)参拝(さんぱい)すべきではありません。
首相不應該前往靖國做參拜的。
判断(はんだん)
判斷
政教分離(せいきょうぶんり)原則(げんそく)(はん)するものだからです。
因為是有違政教分離原則的關係。
根拠(こんきょ)
根據
大統領(だいとうりょう)は「テロとの(たたか)いが必要(ひつよう)だという。
總統說「與恐怖活動作戰是必要的。
引用(いんよう)
引用
しかし、テロとは手段(しゅだん)であって実体(じったい)はない。
但是恐怖活動是種手段並不是實體。
批判(ひはん)
批判
日本(にほん)選挙制度(せんきょせいど)には不十分(ふじゅうぶん)(てん)(おお)い。
日本的選舉制度上有著太多不完善的地方。
指摘(してき)
指出
まず、小選挙区制度(しょうせんきょくせいど)廃止(はいし)するべきだ。
首先應該先把小選舉區制度廢止。
提案(ていあん)
提案

文末(ぶんまつ)について 關於文章結尾

文末(ぶんまつ)表現形式(ひょうげんけいしき)統一(とういつ)する。

將文章結尾的表現方式作統一。

だ・である調(ちょう)
です・ます調(ちょう)

だ・である調(ちょう)と、です・ます調(ちょう)とを()ぜて使(つか)ってはいけない。

不可將だ・である調及です・ます調混合著使用。

また、文末(ぶんまつ)に「ネサヨ」などを使(つか)うのもよくない。

又或者在文章結尾使用「ネサヨ」等的也不好。

文末(ぶんまつ)におかしなことばを使(つか)ってもいけない。

在文章結尾也不可使用奇怪的句子。

語彙(ごい)について 關於語彙

まず、(はな)しことばの()と、()きことばの()との(ちが)いに()をつける。

首先要先注意說話時的語法及書寫時的差別。

俗語(ぞくご)卑語(ひご)もできるだけ使(つか)わないようにする(乱暴(らんぼう)なことばや(きたな)いことば、流行(はや)りことばは使(つか)わない)

不應該使用時下使用的及較粗俗的字體(充滿暴力的語言或髒話、流行用等是不該使用的)。

形式(けいしき)について 關於形式

作文(さくぶん)には一定(いってい)形式(けいしき)がある。

寫作文有一定的形式。

それが(ほか)(ひと)に「(つた)わる」 能夠將他「傳達」給其他的人

作文(さくぶん)()いたことが『(ほか)(ひと)に「(つた)わる」』ということは、《なぜ()く?》かということと関係(かんけい)がある。

將寫成作文的東西能夠『將他「傳達」給其他的人』與《為何要寫?》有著關聯。

たとえば、「お(ねが)いの手紙(てがみ)」について、(かんが)えてみよう。

例如關於「有事情要拜託人時的信件」。

なぜ「お(ねが)いの手紙(てがみ)」を()くのかといえば、『(なに)かお(ねが)い』があるからである。そのときに大事(だいじ)なことは、「『お(ねが)い』があること」を相手(つた)(つた)えることである。

為何要寫「有事情要拜託人時的信件」,那是因為有事情需要『拜託』別人來幫忙。所以寫的時候要注意的是「有事情需要『拜託』」這件事一定要傳達給對方。

作文(さくぶん)(おな)じである。

寫作文也是相同的。

なぜ「作文(さくぶん)」を()くのかといえば、『(なに)()いたいこと』があるからである。そのときに大事(だいじ)なことは、「『()いたいこと』があること」を相手(つた)(つた)えることである。

說起為什麼要寫作文,是因為有什麼事情想要說出來。所以重要的是把自己心中有想說的事情傳達給對方知道。

作文(さくぶん)自分(じぶん)(かんが)えを(ほか)の人に(つた)える方法(ほうほう)のひとつである。あなたが(ほか)(ひと)(つた)えないことは(なん)だろうか?

作文是將自己想法傳達給其他人的一種方法。你所沒辦法傳達給人的是什麼呢?

作文(さくぶん)の表現の3つのポイント 作文表現方式的3個要點

作文(さくぶん)()くときには、(つぎ)の3つが大切(たいせつ)である。

要寫作文時以下3點很重要。

  1. 必要(ひつよう)情報(じょうほう)
    將必要的情報
  2. よく整理(せいり)して
    良好的整理
  3. 順序(じゅんじょ)よく()
    照邏輯順序表達

必要(ひつよう)情報(じょうほう) 必要的情報

()(ひと)が『()りたい』と(おも)うことが、必要(ひつよう)情報(じょうほう)である。

能讓讀的人有「想繼續知道」的想法,就是必要的情報。

たとえば、

例如、

《わかりにくい書き方の例》
《不容易讓人了解的例子》
先生(せんせい)授業(じゅぎょう)(やす)ませてください。
老師這堂課請讓我休息吧。

という手紙(てがみ)やメールを()けとったら、「これは(だれ)からのものだろう?」、「どの授業(じゅぎょう)だろう?」、「授業(じゅぎょう)(やす)理由(りゆう)(なん)だろう?」など、いろいろなことが()りたくなるだろう。つまり、これらの《()いた(ひと)名前(なまえ)》、《授業(じゅぎょう)名前(なまえ)》、《欠席(けっせき)理由(りゆう)》は、すべて『必要(ひつよう)情報(じょうほう)』なのである。

假使老師收到了 〈老師這堂課請讓我休息吧。〉 的信件或者電郵,便會想「這是誰寄過來的?」、「是哪堂課阿?」、「要請假的理由是什麼?」等等,會想要去多知道些事情。也就是《寫信的人名》、《課程名稱》、《請假理由》這些都是『必要的情報』。

作文(さくぶん)()くときにも、(なに)必要(ひつよう)情報(じょうほう)なのか()(かんが)えて()くようにしよう。

所以在寫作文時,就要先想好什麼是必要的情報在開始寫。

よく整理(せいり)する 良好的整理

よく整理(せいり)するということは、

所謂良好的整理就是、

ことである。

たとえば、図書館(としょかん)(つぎ)のような貼紙(はりがみ)があったら、とてもわかりにくいだろう。

例如、假如圖書館有下列的海報,那會使人很難了解吧。

《わかりにくい書き方の例》
《不容易讓人了解的例子》

図書館(としょかん)利用方法(りようほうほう)

この貼紙(はりがみ)には、7つの項目(こうもく)()かれている。しかし、〔図書(としょ)()()しに(かん)する情報(じょうほう)〕と〔図書館(としょかん)利用(りよう)のルールに(かん)する情報(じょうほう)〕とがはっきり区別(くべつ)されていない。また、図書館(としょかん)利用方法(りようほうほう)としては、(とく)必要(ひつよう)のない情報(じょうほう)(ふく)まれている。そのため、とてもわかりにくくなっていると(かんが)えられる。

這張海報上有寫7個項目。但是﹝有關在圖書館內租借的情報﹞與﹝圖書館內的使用規則﹞並沒有劃分的很清楚。另外在圖書館的利用方法中,也看到了沒必要的情報。所以會使人看的不是很清楚。

この貼紙(はりがみ)項目(こうもく)を、内容(ないよう)によって()けてみると、(つぎ)のようになるだろう。

假如將這張海報的各個項目,依內容做出區別則會像以下的樣子。

図書(としょ)()()しについてのもの
利用(りよう)のルールについてのもの
(とく)必要(ひつよう)がないと(おも)うもの

このように内容(ないよう)整理(せいり)してみると、貼紙(はりがみ)(つぎ)のように()(なお)すことができる。

像這樣整理過後,海報可以重寫成以下這樣。

図書館(としょかん)利用方法(りようほうほう)

図書(としょ)()()しについて

利用(りよう)のルール

また、さらに不要(ふよう)語句(ごく)(けず)ったり、簡潔(かんけつ)表現(ひょうげん)()えたりして、たとえば(つぎ)のように()くこともできる。

另外再把不需要的語句刪掉,將用詞改簡潔,就像以下這樣。

図書(としょ)()()しについて

図書館(としょかん)利用(りよう)のルール

みんなの図書館(としょかん)です。マナーを(まも)って利用(りよう)しましょう。

作文(さくぶん)()くときにも、内容(ないよう)()整理(せいり)して()くようにしよう。

寫作文時也要將內容好好整理過後再寫。

順序(じゅんじょ)よく 按邏輯順序

相手(あいて)必要(ひつよう)とする情報(じょうほう)を、自分(じぶん)なりに整理(せいり)して(しめ)しても、それだけで十分(じゅうぶん)というわけではない。情報(じょうほう)適切(てきせつ)順序(じゅんじょ)(しめ)されなければ、とてもわかりにくいものになってしまうからである。

並不是將對方所需要的情報以自己的方式編排表現出就可以了。如果情報並不是適當有邏輯的按順序表現出的話,會變的非常難讓人理解。

たとえば、(つぎ)のような説明書(せつめいしょ)はとても不親切(ふしんせつ)で、わかりにくいものである。

就像是以下的說明書,內容讓人看了感受不到親切感且難以理解。

《わかりにくい書き方の例》
《不容易讓人了解的例子》

コピーの操作(そうさ)

「プリント」ボタンを()すと印刷(いんさつ)(はじ)まります。印刷(いんさつ)する用紙(ようし)のサイズは「用紙(ようし)」ボタンで選択(せんたく)します。「プリント」ボタンが緑色(みどりいろ)点灯(てんとう)していれば印刷可能(いんさつかのう)です。

ファックスの操作(そうさ)

「スタート」ボタンを()すとファックスを送信(そうしん)します。「スタート」ボタンが緑色(みどりいろ)点灯(てんとう)していれば送信可能(そうしんかのう)です。原稿(げんこう)は、文字(もじ)(めん)(うえ)にしてセットしてください。

ここには操作(そうさ)をするときに必要(ひつよう)情報(じょうほう)(ふく)まれているし、項目(こうもく)ごとに整理(せいり)もされている。しかし、この説明書(せつめいしょ)はわかりやすいものとはいえない。それは、実際(じっさい)操作(そうさ)するときの順番(じゅんばん)と、説明(せつめい)順番(じゅんばん)とが一致(いっち)していないからである。そのため、とても不親切(ふしんせつ)で、わかりにくいものと(かん)じられるのである。

雖然這份說明書有包含操作時所需要的情報及依項目做好了整理,但是也並不能讓人容易理解。因為實際操作時的順序與說明的順序並沒有一致。所以會讓人有種不親切感而不容易理解。

したがって、たとえば(つぎ)のように()けば、(うえ)説明書(せつめいしょ)よりもずっと親切(しんせつ)なものになるだろう。

所以假如像以下的方式寫,會比上面的說明書還讓人感到親切吧。

コピーの操作(そうさ)

  1. 「プリント」ボタンが緑色(みどりいろ)点灯(てんとう)していれば印刷可能(いんさつかのう)です。
  2. 印刷(いんさつ)する用紙(ようし)のサイズを「用紙(ようし)」ボタンで選択(せんたく)してください。
  3. 「プリント」ボタンを()すと印刷(いんさつ)(はじ)まります。

ファックスの操作(そうさ)

  1. 「スタート」ボタンが緑色(みどりいろ)点灯(てんとう)していれば送信可能(そうしんかのう)です。
  2. 原稿(げんこう)文字(もじ)(めん)(うえ)にしてセットしてください。
  3. 「スタート」ボタンを()すとファックスを送信(そうしん)します。

作文(さくぶん)()くときにも、(ぶん)段落(だんらく)順序(じゅんじょ)()(かんが)えて()くようにしよう。

要寫作文時,也需將文章及段落的順序好好想清楚在寫。


参考文献:野田尚史・森口稔(2003)『日本語を書くトレーニング』ひつじ書房.


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