お辞儀する
お辞儀とは、自分の頭を下げて、相手への敬意を表わすことをいう。丁寧にお辞儀をすることで、相手に良い印象を与えることができる。
お辞儀の種類
お辞儀には、軽いお辞儀と丁寧なお辞儀とがある。
種類 | 敬意 | 場面 |
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最敬礼 |
さいけいれい |
最も丁寧 |
謝罪、感謝、お願い、特に偉い人への挨拶 |
敬礼 |
けいれい |
丁寧 |
来客の応対、取引先の訪問、部屋の出入り |
会釈 |
えしゃく |
軽い |
社内での日常の挨拶 |
目礼 |
もくれい |
最も軽い |
会釈できないとき(込み合うエレベータなど) |
お辞儀をするときの注意点
お辞儀は、相手への敬意を表わすものである。作法に従ったお辞儀をすることは、敬意をより効果的に伝えることにつながる。
お辞儀をする前の姿勢
お辞儀をする前の姿勢は、背筋を伸ばしてアゴを引くのが基本である。顔は正面を向け、相手の顔をまっすぐ見るようにする。猫背、アゴをあげる、背中や首を曲げる、脚を曲げるなどの姿勢は、好ましくない。
女性の場合は、両手の手のひらを身体の前で軽く重ねる(強く握らないこと)。男性の場合は、両手を身体の脇につける(手を身体の前に置かないこと)。
両手の指は、きれいに伸ばして揃えるのがよい(ただし、あまり強く力を入れる必要はない)。
足は、男性の場合、踵をつけて爪先を少し開く。女性の場合は、爪先を揃えて両足をつける。
お辞儀をするときの姿勢
お辞儀をするときには、上半身が一直線になるようにする。背中が曲がっている、顔を突き出している、脚を曲げているなどの姿勢は、好ましくない。
お辞儀をするときの動作
お辞儀の動作は、一度だけ行なうのが基本である。何度もペコペコとお辞儀をするのは、かえって相手に失礼である。
お辞儀をするときは、
- ゆっくりと上体を倒し、
- 上体を倒したまま少し止まって、
- それからゆっくりと上体を起こす
ようにする。
なお、視線は、(1)相手の顔→(2)足下→(3)相手の顔の順に動かすようにする。