2010年11月24日(水)   ネコキック・きこうき

夜の稽古は、超超リラックスモードで、いつもよりももっと、自分で稽古するという感覚を忘れて、ただただ気の海の中で浮遊しているという感じで、流れに身を任せて稽古していたら、全く自分で稽古しているという感覚がなくなって、気持いいを通り越して、ずっと、気の海にただ浸っている事で、感覚だけしかなく、何もなくなってしまったような不思議な感じがした。

そうすると、雑念も消えて、エネルギー感覚を味わうという事の純度が増してきて、頭では考えられないような言葉では言えないような、何もない不思議な感覚だけを味わう事ができたのだ☆
こういう感覚は、新しくて、稽古をしているという事自体も忘れてしまっていた☆

最後の各自でやった呼吸法も、無理なく気持よくできて、各自で呼吸法をしながらも、何となく自分で呼吸法をしようとしているのも忘れてしまうくらいだった♪

「きこうき」を読んで・・
2010.11.25 武澤あつよし
2010年秋季気功セミナーから1ヶ月半余り、久しぶりにネコキックさんのホームページの【きこうき】を覗いてみて驚きました。素直な文面から察して、オオッ!ある息に達したな。

ある息とは、ある域のことです。あるレベル、あるステージに達したと感じたものです。呼吸が伴わず、自分である域に達したと思っても、それは錯覚に過ぎないのです。

瞑想あるいはイメージだけで、光感覚を体験したと言ってもまだまだですね。ひとたび呼吸法をすると胸の詰まり、鳩尾(みぞおち)のつかえを覚え、肉体の不自由さを思い知らされるのです。呼吸が伴って、呼吸が抜けて本物と云えるのです。ネコキックさんの文面を観ると、「カンヌケ」すなわち完全なる抜けの呼吸が手に取るように分かります。

ある女性が、ネコキックさんの呼吸法をしているところの、とらわれのない姿の写真を観て感動した!と言っておられましたが、それの解るその人も凄いですね。

私がよく、現在(いま)の自分への最良の働きかけが、10年後の自分を作ると言っていますが、彼女は正にそれを地で行っています。10年余り前は重大な病を抱え、悲壮感漂う状態でありましたが、ある時期、病気治しとかに捕らわれず、稽古それ自体が目的、稽古そのものを楽しむようになってきました。そうするとどうでしょう、病のほうがかってに逃げて行ったのです。

大悟徹底を求めるでもなく、淡々と日々の稽古をこなし、呼吸法を芯から楽しんで、結果10年後の自分を作り上げた、と言うよりかってに出来上がったのです。これは素晴らしい事です。

文面に、エネルギーの純度が増してきた。とありますが、ここはとても重要です!日々、呼吸法を実践&継続してこそ得られる感覚です。そして呼吸法をしている事さえ忘れ、エネルギー感覚に浸りきった。とありますが、正にその先に「三昧の境地」があるのです。

ネコキックさんに限らず、稽古中にエネルギー感覚に浸りきっている人の表情は、弥勒菩薩や夢観音さんが脱帽する程、透明感があって、観ているこちらをも感動させてくれます。

活き活きと生きる!「天は自ら助くる者を助く・・・」です。自分自身にとって、いい働きかけをしている人には、天は必ず味方してくれますね。60兆個の細胞一つ一つが、それぞれにコミュニケーションをとりながら、生命活動をして息づいています。その細胞にとって最高の働きかけが、良い呼吸・・すなわち武澤塾の【瞑想呼吸法】なのです。

多くを求めるのでもなく、命輝いてこそ人生!