平成27年 秋季気功セミナー体験記
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私が気功を習おうと思ったのは、気の力で健康になりたいと思ったからです。それから10年以上、気の力を健康に生かす努力をしています。気功の練習は、気を体にためて外に出す仕事の動き(力を外に出す動き)と、4元に気を集め、体の中を“空”にして疲れを取る動き(力を抜く動き)の両方ありますが、健康法は疲れを取る事だと思い、体の力を抜く事に集中してきました。 セミナーに参加している大多数の方は、鍛えて(ストレスをかけて)体の中に気のパワーを溜めて、使う事に興味があると思います。私と進む方向が少し違うと思います。スポーツで試合をするとか、仕事で成果を上げるには、体に溜めた気をうまく使う事が大切ですが、疲れてくると、力を抜いて疲れを取る事が大切になります。 体に気を溜める動きと、体に溜まった邪気を発散して“空”にする動きは、毎日生活する一連の動きですが、働きが悪くなるのは、邪気が溜まって力が抜けなくなることが原因だと思います。 私は力を抜く事が健康法で大事だと思い、そのことに専念してきました。私は肩が凝ると呼吸が苦しくなる事があります。そういう時は、足の大腿部の後ろの筋肉を伸ばすようにしています。すると呼吸が楽になる気がします。肩こりがあると下半身の力が抜けるので、上半身だけで呼吸するようになり、強く長い呼吸が出来なくなると思います。 今回のセミナーで感じた事は、足芯に意識を集め、力を入れてしっかり立つと、全身から息が強く吐ける事です。これが無意識でできるように練習していきたいと思います。 それからセミナーで瞑想呼吸法をしましたが、胸前の位置で両手に気の風船を持って行うと、肩に力が入って抜けなくなり、息が詰まって、大変苦しく、呼吸法どころでなくなってくる。手を胸前に持って来る姿勢は、鳩尾に力が集まる姿勢です。これは上半身に力が集まり、下半身の力が抜けるこの姿勢で4元に気を集め体を“空”にするには、足芯に強い力でバランスを取る事が必要に成る。私はこの動きが、肩こり解消に役立つと思いました。 足芯に気をしっかりと集める動きで肩・首・肩甲骨・背中・腰までしっかりと動かす事が出来る気がします。これで体の中の邪気を外に出せると思います。生活に役立てると思います。 毎年、少しづつ進歩していると思っています。 |
広島市:S・D
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