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2001年
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めだかのビオトープ基本実施設計
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青森県青森市
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国交省青森河川国道事務所
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設計コンセプト
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バイパス建設余剰地にめだかを主体としたビオトープを建設。地下水汲み上げで灌水。
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バイパスと一般道に挟まれた三角地です。周囲は水田地帯で腐植土層が10m以上あります。
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水面に沢山見える杭はメダカの形に打ってあります。
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池畔は詰め杭、玉石洲浜等で保護してあります。
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子供たちが水に入らなくても水中が観察できるデッキです。
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観察デッキ基礎は耐久性の高い廃プラ擬木杭で、粘性土との摩擦力で支持しています。
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120m離れた井戸からの用水は木工沈床護岸とフトンかごで受けています。
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粗朶柵土留めも経年により良い具合に芽吹いてくれました。
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なんと住民が地場産水生植物を集めてくれました。こんなに愛されています。
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最下流にライブカメラを設置。365日24時間オンエアしています。と言っても冬季は雪で真っ白以外は見えません。
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所感
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当初から地元住民参加のワークショップを立ち上げ、導入施設・維持管理・行事計画等を主体的に行ってきました。国交省事務所がサポートしてはいるものの、竣工後7年が経った現在でも活発に活動しています。周辺区域の維持管理は言うに及ばす池底の清掃までも定期的に住民の手で行っており、その様子をライブカメラで24時間流しています。

小動物棲息を目標に設計した各施設の意義も充分に理解していてもらえて、管理のポイントが的を得ていて外部から見ていても大変に気持ちが良い。
こういう設計をいつもやりたいものですね。
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