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1997年
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仙川水源の森公園実施設計
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東京都三鷹市
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東京都三鷹市役所
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設計コンセプト
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都市小河川隣接地に遊水池機能を持った公園を建設。地下貯留槽を設置。
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園地部分
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模式図の看板があります。
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ポリプロピレン製の籠状部材を積み重ねて地中に貯留空間を作り出します。
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集水管を通して人孔に集め本川に放流します。
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冬季です。
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河床部へは斜路で車椅子でも降りられます。
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河床、河岸とも天然石材で被覆しております。これがその後物議をかもし出しました。
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転落防止柵は樹脂注入天然木の丸太製を用いて耐久性を高めています。
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園内の遊歩道は全て透水性舗装を使用しております。
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貯留槽直結の井戸ポンプです。子供たちの良い遊び場です。
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所感
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地域の下水道流末を集めて地下浸透施設兼貯留施設を設置。浸透オーバーフロー分をオリフィスを経て仙川へ放流した。象徴的な意味も含めて雨水浸透舗装、貯留水汲み上げ井戸ポンプ、防災倉庫等を設置した。
車椅子での河床部分へのアクセスを考慮して緩勾配折り返しスロープも設置。当初の目論見とは異なり、子供たちのローラースケートによる滑り降り道となっている。
児童公園の少ない都会部にあるため、近隣住民の憩いの場になり常時賑わっている。
小動物生息場所確保のため多孔質な素材を用いているが、後日これがボーフラ等の発生源になると言うことで問題となっていた。もう少し平水流量があればこんな問題も起きない。

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