1.EBP の機能
EBPは、図形点訳ソフト「エーデル」(ver.6.00 以降の新エーデル、エーデル60と呼ぶことも
ある)に付属する印刷ユーティリティソフトです。その機能は EDLファイルと EBKファイルの
点字印刷で、エーデル本体による印刷と異なり、複数のジョブを指定してまとめて実行させることが
できます。
また、「ビュー」機能を有しており、印刷しようとするファイルの中身を見ることができますし、
このとき、EBKファイルの文章を墨訳表示させることもできます。
ただし、EBPは、従来の印刷ユーティリティである AEPと異なり、対象を EDLファイルと
EBKファイルに絞っています。墨字印刷はできます。
注 ・EDLファイルはエーデルによる点図単独データです。
・EBKファイルもエーデルで作られるデータで、文章ファイル(BSEファイル、または、
BESファイル)とそこに差し込まれる EDLファイルをまとめて圧縮したものです。
すなわち、図入り点訳本のデータであり、これをエーデルブック(EdeLBook)とも呼びま
す。
2.動作環境
(1) OS : Windows Vista、及び、XP 〜 95
(2) 点字プリンタ : (有)ジェイ・ティー・アールの New ESA721、または、
(有)レンテックの Ten-10、Ten-100
ただし、Ten-10、Ten-100 には中点しかありません。
パソコンと点字プリンタの接続はシリアル(RS−232C)だけに対応しています。
パソコンにシリアル端子がない場合は、USBシリアル変換ケーブルでUSB端子へ
接続できます。
(3) 音声ガイド : PC-Talker XP、または、XP Reader