■地方名
ねう、ネイユ
岩手ではアブラッコ、アブラメ
■名前いろいろ
根に生息するため、気仙沼においては、
根魚(ねう)ネウ、ネイユ
アイナメとは、鮎並(アユナミ)からきたといわれている。鮎とは姿こそ似ていないが、縄張りを持つ習性がよく似ている。他には、愛魚女(アイナメ)という字があてられている。
■分布
北海道以南の日本各地の沿岸に分布。
■生息地
数十センチ〜40mの海藻の多い岩礁帯、磯場、人工テトラポッドの中(新しいものは特に好き)に多く、穴好き。
■尾びれ
尾びれの端は、切り取ったようにまっすぐになっている。一方、クジメの尾びれは扇型をしているので簡単に区別できる。
※写真下は、北海道産のウサギアイナメ
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■旬
三陸の旬は初夏と冬。特に、白身魚の不足する二月ごろのアイナメは脂の乗りもよく、鮪並みの値段になることも。白身で脂があり、食感も良い。刺身にして美味。煮物、から揚げもおすすめ。
■生活
雑食性で、エビやカニなどの甲殻類を好む。釣餌は、アオイソメ、えらこ、岩ムシ、アサリの剥き身、ほやの切身、はぜなどの小魚、ヤドカリなど。
■形態
紡錘型で側線の数は5本。体色は、棲息場所によって変化し、見事な迷彩を施している。縄張りを持った産卵期(晩秋〜)のオスは黄色。
■釣り
お勧めは唐桑外洋側から北へ。北に行くほど成熟が遅いためか大型がつれるようだ。7フィートぐらいのロックフィッシュ用ルアーロッドにファイヤーラインなどを巻いて1.5〜2号の中通しおもりと5インチのパワーホッグ。 小さいネウは、漁師も釣り人もリリースしなくてはいけません。
2007 3月28日改訂 |