アカガレイ カレイ目カレイ科  赤鰈

アカガレイ
アカガレイの頭部 地方名 
 赤地がれい、アカジガレイ

分布
 金華山以北の太平洋、日本海〜オホーツク海

生息地
 水深40〜900mの砂泥低

特徴
 口が平目のように大きく歯も鋭い。体を覆う粘膜は多く、無眼側は白地に赤いぶちが無数にある。
2006年2月14日撮影 約35cm

 刺し網、トロールなどで漁獲される。

利用
 塩焼き、煮付けなどで旨い。

アカガレイは、タラの産卵が終わるのと入れ違いに、大きいのも小さいのも大挙して浅場にやってくる。走りが12月頃、名残が4月頃、その間しか水揚げが殆ど無い為、その間が旬。
美味
 塩焼きにしても煮付けにしても身質か柔らかで脂の質もよく、かなり旨い魚である。塩焼きにすれば、質の良い脂が皮をパリパリとさせ、煮付けにすれば骨離れのよい身がなんともいえない。抱卵すると味の落ちる魚が多い中、このアカガレイは別格だと思う。しかし、時期が限定され一時に大量に漁獲される為か価格は安め。この魚の味から言えば本来はもっと高くてもいいようなもの。いずれ高価になるだろうが・・・
また、赤いぶちが魚を痛んだものに見えさせるのか、説明がないとお客さんは買ってはくれないのが辛いところ。
アカガレイの口は大きい
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