アラ スズキ目スズキ科


アラの幼魚約2kg


2007/03/21

2007/03/21


blog アングラな魚日記
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■地方名
アラ

■名前の由来
 漢字は、魚扁(へん)に荒(あらい)。荒々しい魚なのだろうか。斑(まだら)から来たとも言われる。


■分布
南日本〜東シナ海、フィリピン


■生息地

 やや深海性で、沖合いの岩礁域や砂泥域。周年同じ場所に生息する


■形態
 体色は背側が灰色がかった青色で腹側は白い。紡錘形で、やや側扁している。口は大きく、受け口。大きなエラ蓋には大きなトゲが一対。背鰭はひとつで13棘。幼魚には背側を走る3本の暗色縦帯。


■生活
 産卵期は夏。魚食性があり大型の魚を一飲みにする。幼魚は100mほどの深場に生息するが、大きくなるにつれて深海(200mほど)に生息する。


■旬は冬


■利用

 白身で身質はしっかりしている。脂が乗ってもくどくならず、文字どうりアラまで旨い。ちゃんこ鍋が最高。刺身は薄造りで。


■漁

 トロール、延縄、釣りで漁獲される。三陸で漁獲されるアラは、ほとんどが幼魚。

釣り
 待ち伏せ型の魚。深海釣り。