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アツモリウオ(敦盛魚)

角を思わせる大きなヒゲ

さわると、意外に柔らかくプルプルしていた。
側線の上と下にも小さなトゲが並んでいた。


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■アツモリウオ

■名前の由来
 平安時代の武士で、源平の合戦(一の谷の戦い)で熊谷直実(くまがいなおざね)に討たれたとされている平敦盛(たいらのあつもり)に由来している。

 当時の戦は騎馬戦が主流であり、矢を防ぐために背中につけた補助防具の母衣(ホロ・幌)が風にはらんで膨らむ様子や、敦盛が身にまとっていた鎧が赤かったということが、アツモリウオの特徴(背中が膨らみ赤い)と良く似ている。

■分布
 北日本、日本海、オホーツク海。

■生息地
 沿岸砂泥域や岩礁域に生息する。
 水深100mより浅いところにみられる。

■似ている魚
ツノシャチウオやクマガイウオに似る。

■生活
 小型の甲殻類などを食べる。秋から冬にコンブの根元などに産卵する。

■食味
 普通一般に食用としない。

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