三陸さかな図鑑 索引へ  ブリ スズキ目 アジ科  

ブリ 10kgup 大きい!
早く泳ぐために、ヒレまで格納出来るため、
時速40kmで泳ぐことが出来る。速い!

■生活
 
産卵期は、2〜6月。仔魚(モジャコ)は、表層で流れ藻につき、夏に内湾に、秋には回遊生活に入る。モジャコは、養殖用の種苗のこと。稚魚は、プランクトンを、だんだん大きくなるにしたがって、浮魚(鰯や鯵、鯖、イカなど)を、成魚は、底魚(鯛類やイサキなど)も捕食する。


イナダは大群でやってくる ■出世魚
 三陸では、ワカナ-イナダ-ワラサ-ブリと出世する。
ハマチは、ブリの手前だが、現在は、養殖物を指している。

■形態
 体は、紡錘形で太く、細長い。背は、青緑、腹は、銀白色、不明瞭な黄〜黄緑の縦帯がある。上顎上後端(上あごの端)が角ばっていて、胸鰭と腹鰭の長さが同じなことで、ヒラマサと区別する。


■利用
 定番の刺身、照り焼き、ぶりの大根煮で美味。特に、日本海物は、太平洋物に比べ、身質、脂ののり、共にすぐれている。特に寒ぶりは、旨味成分が多く、養殖物とは比べ物にならない。




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■地方名
 ブリ


■名前の由来
 師走に食べるから、鰤。正月には欠かせない地方もある。
そのほかにも諸説。


■分布
 主に、北海道南部〜九州、朝鮮半島東岸、沿海州南部。カムチャッカ半島〜東シナ海にも出現する。ほぼ日本近海のみに分布している。


■生息地
 沖合いの中低層。稚魚、幼魚は、表層性で、内湾にも分布する。沿岸性の回遊魚。


■成長
 成長は早く、1年で30cm、2年で、50cm、3年で、65cm、4年で75cmに成長する。