三陸さかな図鑑 索引へ  ギンガメアジ スズキ目 アジ科  

ギンガメアジ
地方名 無し

■学名 Caranx sexfasciatus

■分布 南日本、インド・太平洋、東太平洋の熱帯・亜熱帯域

生息地 内湾から沿岸、サンゴ礁など

■特徴 
体はやや平べったく、幼魚は長卵形で、体の色は金色または銀色、6本の幅の広い横縞がある。目の後ろ、エラブタの付け根付近に小さな黒い点がある。尾びれのふちは黒い。
 眼に脂瞼(しけん)が発達するために、どことなく睨んでいる様な表情になる。第二背びれと尻びれはカマ状になり、長くは伸びない。伸びている時は別の魚の可能性がある。

ギンガメアジの口の中
メッキ
釣りをする人なら、メッキといった方が解りやすいのではないだろうか。秋になると、このようなメッキを施したようなヒラアジ系の幼魚が三陸にも多く来遊する。黒潮の影響を強く受ける夏から秋にかけて、三陸でもギンガメアジの姿を見ることが多くなった。関東地方などでは、温排水などで越冬するギンガメアジやロウニンアジなどの幼魚が河口域などで多く釣れていると聞いたことがある。

■餌は魚類や甲殻類。私はまだ釣り上げた事はないが、ルアーにもよく反応し、引き味もなかなかのものだそうである。

■ここで使っている写真は、気仙沼内湾の定置網に入網したギンガメアジの幼魚の写真だ。子ども達がルアーなどで「うぇ〜変なピカピカの魚が釣れた〜!。」などと騒ぐ姿を思い浮かべてみると楽しい。

■食べてみると、癖のない白身で、食感もいい。お刺身などで食べるといいだろう。ねぎと味噌でタタキにして食べても旨い。調理する時には、アジ類の多くには、尻びれの前に小さなトゲがあるので指などに刺さないよう注意してほしい。
                                    2006 10月29日

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