三陸さかな図鑑 索引へ  ギスカジカ カサゴ目 カジカ科  

ギスカジカ
写真上は、2006年1月14日撮影
赤みのかかった物は、エビスカジカとも呼ばれる 写真左は
2005年6月28日撮影

気仙沼ではカナガシラ、
唐桑ではエビスカツカとも呼ばれている。
ややこしい。
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【地方名】 
カツカ、カナガシラ(カナガッシャ)


市場では
カツカ、カジカ
ほかのカジカ類と名前を分けず、一様にカツカと呼ばれる。


【分布】
東北〜北海道周辺。日本海北部、オホーツク海、ベーリング海西部


【生息地】
浅海の藻場や岩礁域。


【形態】
体色は迷彩が施され多様。ウロコは、ほとんど無い。頭部は幅広く口も大きい。目はやや小さく、両目の間隔は広く平坦。目の上と後頭部に小さい皮弁がある。背側に黒褐色の黄帯がある。ひっくり返すと頭部に斑模様。


【生活】
産卵期は冬。浅海の岩礁帯に産卵。貪欲で餌は魚類、甲殻類、多毛類など。


【利用】
ぶつ切りで味噌汁によい。よい出汁がとれる。刺身も繊維質でしっかりとした食感。


【釣り】
磯場で普通に釣れ、夜のほうが釣れやすい。海底の石のように見えるが、泳ぎだしてびっくりする。投げ釣り、ルアー釣り。夜釣り。