■利用
大型の物は、塩焼きや味噌煮などが旨い。軽く干すと旨味がますのでおすすめ。頭からバリバリ食べられ、内臓もたべる。しかしちょっとくどいか。鮮度が落ちやすいため生鮮向けは地元消費がほとんど。ツノナシオキアミを食べていると脂が乗るが腹が弱い。小さい物は養殖魚の餌にされる。
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●獲れたてのコウナゴは半透明だ。 |
■小女子(コウナゴ)
気仙沼地方では、イカナゴの産卵が1月末ごろから始まるため4月ごろからコウナゴが獲れ始める。
幼魚(小女子)は、蒸したり煮たりする『蒸(煮)シラス』がおいしい。白いご飯にのせ醤油をたらして食べるのは私の大好物のひとつ。釜揚げシラスとも言う。野菜とあえるのもおいしい。春は小女子を干している様子が浜のあちこちで見られ、干した物は大きさごとに分けられ『干し小女子』として販売される。山菜を使った煮物の出汁にも最適。
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■沙網(すくいあみ)
たとえれば巨大な金魚すくい。船の先に棒を二本、その間に網をかけ、イカナゴの群れが浮いて来た所に突進して漁獲する。
ウミネコの群れや鱒などに追われて水面から飛び上がるのがたよりの漁法。
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イカナゴの沙網船 |
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大漁! |
■浪板のシラス
気仙沼では、昔から浪板のシラスが美味しいと言われている。浪板地区で作られている釜揚げシラスは、漁師さんが直接家庭をまわり販売していて塩加減などが絶妙。美味い。 |