|
■2006年12月6日に撮影
本吉町大谷の定置網「3丁目網」に入網した。
大きさは16cm。
|
■珍しい
カゴカキダイは三陸ではあまり見られない、どちらかといえば珍しい魚だ。2006年は2005年よりまして見たことがない魚が多かった。このカゴカキダイは、暖冬の折、ようやく冬らしくなった12月6日に水揚げされ、地元の魚屋さんを悩ませたかわいらしい姿をした魚であった。地元の魚屋さんも、「図鑑で見たことがあるが名前が出てこない。」といった具合。
|
もちろん美味しいかどうかなんて解らないので、値段のつけようがない。これからの魚屋さんは図鑑を携帯しなくてはならない‥‥のかもしれない。
■イスズミ科orカゴカキダイ科
分類方法の違いから、イスズミ科の仲間にされたりしている。
■トップページへ
|
|
|
|
■三陸の地方名
無い
■学名
Microcanthus strigatus
■英名
Stripey
|
|
■形態
体は高く平べったい。
小さく突き出した口や縞模様がかわいい。
■分布
八戸・富山湾以南、北部オーストリア、ハワイ
■生息地
伊豆半島以南の太平洋側では普通に見られる
琉球列島では水深100m以深に生息する
|
|
■生活
潮通しのいい岩礁域に小さな群れを作ることが多い。
稚魚はタイドプールなどでも見られる。
好奇心が強く、人に馴れやすい。肉食性。
■利用
観賞用。
食べると味はいいらしいが、食べた事はない。
■三陸以外の地方名
鹿児島 アオヒシャ・ワビシャ
高知 マブシ
愛媛・三重 シマイオ
和歌山 チョウゲンバカマ
2007年1月14日
|
|