三陸さかな図鑑 索引へ  ケムシカジカ カサゴ目 ケムシカジカ科  

ケムシカジカの大きな口
大きな口 大きな口
浮かんでいる 水深60〜70mから一気に上げられたせいか、腹がパンパンだ。
横から
【地方名
 カツカ
唐桑ではカナガシラ
(カナガッシャ)

今はあまり使われない浜での名前
ヨボウ、クサカツカ、ミズカツカ


【市場では
 カツカ、カジカ。ほかのカジカ類と名前を分けず、
 一様にカツカと呼ばれる。



分布】
 東北、石川県以北、日本海北部、黄海


【生息地】
 沿岸域、水深50〜200m

【形態】

 ざらざらした皮膚に覆われ、頭部は大きく無数のひらひらした皮弁がついている。目の間隔は近く、上に突き出している。口は大きく歯は鋭い。背ビレの膜は大きく切れ込み、背中にはこぶの様なものが多数。


【生活
 産卵期は冬。
冬に浅海で産卵する。餌は魚や甲殻類。


【利用】

 白身で鍋物や刺身で美味。刺身は、こりこりとした食感があり、酢味噌や酢醤油でも旨い。鍋物にすると良い味が出て美味。肝や卵などと一緒に。お吸いも美味しい。カジカ類は美味しい魚が多いが、この魚はなべが壊れるほど美味しいようだ。オコゼの代用品。


【釣り
 磯場をよーく見てみると口を開けて餌が落ちてくるのを待っているカジカを見る事が出来るかもしれない。





2007 7/18 改訂

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