三陸さかな図鑑 索引へ  マツダイ スズキ目 マツダイ科  

マツダイは、流れ藻などの色に擬態する

マツダイ

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【地方名】
 マツダイ

【分布】
 南日本・太平洋・インド洋・大西洋の温帯・熱帯海域、地中海

【形態】
 体高は高く、平べったい。背ビレと臀ビレが丸みを帯び後方に伸長いているため英名でトリプルテールズ(三葉の尾)とよばれる。尾びれの後縁は白い。体色は緑色がかった茶褐色であるが、鮮やかな黄色をしている時もある。死後黒ずんでくる。

【生活】
 幼魚は表層を漂い、枯葉に擬態している。成魚も流れ物につき、漂っている事が多い。

【漁】
 当地方では、大目巻網、定置網などで春から秋にかけてよく漁獲される。

【利用】
 身は白身。刺身、煮る、焼く、蒸す、揚げるなどで、そこそこおいしい。価格は安め。50cmほどで2キロを超える。

【釣り】
 沖の流れ物の周りをルアーなどで狙う。引き味もなかなか強い。