三陸さかな図鑑 索引へ   メアジ スズキ目 アジ科  

メアジ
■地方名
 ない。標準和名による。

学名
Selar crumenophthalmus

分布
南日本、全世界の暖海域

生息地
沿岸からやや沖合い


形態
真アジに似ているが、目が大きいことと、側線にある稜鱗の違いなどから見分ける事ができる。
黄色の帯がある ■真アジよりも体高があり、背側はくすんだ青緑色、腹側は銀白色で、目の後ろから尾びれの付け根まで、不明瞭な場合もあるが黄色い線がある。
■エラ蓋を開けると肉質突起があることで近縁種と区別できる。

生活
通常、沿岸からやや沖合いに群れをつくって生活する。沿岸や内湾の浅海では小さなエビなどを餌にし、沖合いでは魚類や浮遊性の甲殻類などを食べている。
肉質突起

馴染みが無い
三陸の市場に水揚げされる機会が増えてきた。ほぼ、夏の定番といったところだろうか。しかし地元では殆ど馴染みが無いのがメアジだ。

2008年8月19日
メアジ 利用
以前から、夏から初冬にかけて数尾程度が沖合いの定置網には入っていたのだが、2006年はついにまとまった漁獲があり、今後増えていきそうな気配である。

目が大きい 食べてみる
三枚に下ろしたメアジを、ネギと味噌と一緒にタタキにして食べてみると意外に美味しい。意外といったのは、このメアジの市場における評価が低い事に由来する。安いのだ。他の仲買人に聞いてもメアジは美味くないと言うのだから、それはそうなのだろうが・・・。


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