お刺身
お刺身の好きな少年は、どういうわけか魚屋になってしまいました。ここでは仕事柄、魚を食べる機会の多い私が、役得で手に入れたものをお刺身にしています。あまり高級魚は有りませんが・・・・

鮮度が良ければなんでも刺身になるって知ってましたか?食べるかどうかは別にして。
鰹刺身
6/9今夜は、女房力作(笑)の鰹の刺身です。頂き物の館林の正田大豆醤油で頂きました。
 今年の鰹一本釣り船は、昨年(2004)より九日おそく気仙沼港に入港し315トンを水揚げをしました。ほとんどが2kgほどの新口(前日に釣った)鰹で、色、身質、脂の乗り、鮮度とも、申し分なく、味は甘みの感じられる戻り鰹に近いものでした。漁場まで8時間程とのこと。
 わたしは、釣ったことはありませんが、小鰹(1.5kg)でもその引きは、スズキの70〜80cmクラス以上と聞いています。15人ぐらいで20〜40トンも釣ってくる鰹船の皆さんは、かなりマッチョです。
まんぼーのおさしみ
さきざめとも呼ばれています。指で裂くのでこんな風になります。独特の食感と癖のまったくないというか味のない身は、暑い時にぴったり。酢味噌でさっぱりと頂きます。木の芽を添えて。コワダ(腸)は茹でて食べやすい大きさに切って食べます。定置網で取れたマンボーは、切身になっても、つつくとびくびくと動くので張りのある食感があるのです。さすがにここまで裂かれると動きませんが・・・
本鮪(メジ)のお刺身
今年(2005)は、本鮪の当たり年。巻き網物ですが、鮮度が良いのでお刺身にしました。薄めの色ですが、脂も有ってとても美味しい。もちろん甘みも有ります。
 ただし、延縄物と違って処理の工程を省略しているので、変わりやすく、血線が見えるのは、血抜きをしていない証拠です。
今年は、例年と違って、塩釜港が少なく、日本海側で多く獲れているようです
スズキのお刺身
春先にサーフで釣れるスズキは、臭みも無く、とても美味しい。鮮度が良いので薄くすき身にしました。この写真で、みずみずしさが伝わったでしょうか?
翌日はバター焼き(ムニエル)と、あら汁。ほんとに旨いよ。
 私は、リリース専門では有りません。食べる分だけお持ち帰りします。
ギハギ(うまずら)のお刺身
カワハギの薄造り・・・のつもり。ちょっとだけ透けています。肝を添えて食べるのですが、私は、肝が生臭くて好きでは有りません。添えなくても美味しいよ。
サゴシのお刺身
さわらの刺身は皿まで
腹側の部分は、きれいなオレンジ色をしていて、照りもあり脂ものっていてとても美味しかった。
 二年前の豊漁時に食べたときは、こんなに美味しくは無かった。今年は、いい状態でやってきたということ。
 半身は味噌漬で。もちろんあら汁も一緒に。全体的に言うならとても上品な?お味でした。
秋刀魚のお刺身
活きの良い秋刀魚は、刺身が美味しい。
私は、塩焼きよりも好きです。酢醤油ぬた(酢味噌和え)は最高ですよね。でも心配は常に持ってます。天然魚なので寄生虫の恐れがあります。刺身を作る人はアニサキスが入っていないか良く調べてから食べさせましょうね。
アニサキスは、最終宿主をクジラに求めているので、人間の中では生存できないが、食べた人間は、激痛と戦わなくてはなりません。胃に刺さった虫は、約4日間で死滅するが、病院で摘んで貰うとすぐによくなります。
天然魚は、寄生虫の恐れはあるものの、虫も付かない養殖魚の方がもっと恐ろしいとは思いませんか?
アブラボウの本漬
懐かしくも今は食用不可!
味は、銀ムツ(メロ)に似ている。
味噌にたっぷり漬け込んだ物を焼くとこうなります。
    身をほぐすとこんな感じ