三陸さかな図鑑 索引へ  サケガシラ 
 アカマンボウ目 フリソデウオ科
  

サケガシラ

地方名
 ない

学名
 
Trachipterus ishikawae

鮭頭?
どう見ても鮭の頭部には見えない。
「鮭(さけ)」ではなく、「裂け」ではないのだろうか。
あるいは、尾びれが上を向いているサケガシラの形態と、似た形のタチウオのように立ち泳ぎをしていると思われることから、「遡る魚=サケ」となったのではないかと思われる。「頭を上にして遡るように泳ぐ魚」がサケガシラとなったのではないだろうか。

分布
 太平洋、大西洋の熱帯域

生息地
 外洋の中層にいるが、ときには沿岸に漂着する。

特徴
体は平べったく、ザラザラした丸いうろこのようなものに包まれ、その上から剥がれやすい銀色の粉のようなもので覆われている。
サケガシラの背ビレ 背ビレは透明感のある赤色、生きている時にはひらひらしていたのであろう。
頭部は窪んでいる 頭の上はひどく窪んでいる。「裂けている頭」と表現すればサケガシラという命名に納得できるのではないだろうか。
サケガシラの尾ビレ 尾ビレは、上のほうに向いて伸びているが、尾びれとして機能しているというよりは、体の大きさから比べれば飾りのように見える。

 背ビレは頭の上から尾びれの付け根までつながっている。歯は無い。触ってみると「ぐにゃぐにゃ」していて食感に期待が高まる‥‥訳ないか。

サケガシラ サケガシラを食べる
せっかく頂いたのだから持ち帰って食べてみようと思ったら、うちの相棒が欲しいというので後から感想を聞く事にした。

結果は‥
相棒は美味を期待して、お刺身、煮物、塩焼きにしたそうである。しかし、刺身でも煮ても焼いても「ぐにゃぐにゃ」して、信じられない食感だったみたい。「味は悪くないんだけど‥‥。」
ご参考に(笑)
口が伸びる!
頂き物
このサケガシラは、気仙沼湾の湾口部、岸から200mほど沖にあるにある定置網「日門(ひかど)網」から
2006年6月26日に頂いた物です。
有難うございました。

その時の様子はブログにしてあります。

アングラな魚日記

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2006 11月12日