三陸さかな図鑑 索引へ  スルメイカ ツツイカ目 アカイカ科  

釣りの箱するめ15入れ
地方名
 するめ、するめいか、まいか


当て字
 寿留女=結納に使われる。
     長く留まって欲しいと思う願いから。
 あたりめ=摩る(財を使い果たす)が縁起が悪い。


分布
 北海道〜九州の日本近海。


生息地
 夜は表層、昼は水深100m〜。

    
定置網で漁獲されたスルメイカ。

自家製の干しスルメ
作り方は、数日間、天日で干した後、新聞紙に包んで数ヶ月熟成させたものを炙った。最高のつまみであります。




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形態

 細長い円筒形で菱形の耳と呼ぶひれが付いている。
体色は赤茶色だが白く変化する。
頭から直接足が生えていて足は10本。
足の付け根の中心に鳥のくちばし状の口があり、捕らえた餌をかじる。胴に水を貯め一気に噴出してすばやく移動することが出来る。ひれ(耳)をつかって泳ぐ。


生活
 寿命は一年。産卵後に一生を終える。産卵期は季節発生群によって異なる。餌はえびや小魚など。共食いもする。


利用
 イカそうめん、干物、塩辛など。アミノ酸のタウリンを多く含む。世界中のイカの約40〜50%を日本人が消費している。



 三陸では夏〜秋。夏イカは腑が小さく身が薄いため刺身向き。秋は腑が多く塩辛などに最適。大きすぎると身が硬くなる。

漁や釣り
 夜はイカの集光性を利用した漁り火でのイカ釣り漁、昼は深いところまで仕掛けを落として釣る昼釣りなど。定置網や底引き網でも漁獲される。岸際にも近づくため外灯のある漁港などで、餌木(エギ)でよく釣れる。

祖先はアンモナイト、親戚に、オオムガイ。