根室市ハナサキ・プログラムへの参画
プロジェクト名:
「ハナサキガニと人々の生活を繋ぐ流れの解明」
予算:
予算:H17年度日本財団助成の内定
実行:
根室市ハナサキプログラムに課題担当任意団体として参画
プロジェクトチーム:
2004. 4.
根室市ハナサキ・プログラムにおける海流によるハナサキガニ浮遊幼生の輸送に関わる課題を担当するグループとして形成
水産都市としての根室のまちづくり、日露の沿岸住民の生活と生産の連携形成に貢献するために、根室市ハナサキ・プログラムの研究課題を担う有志ボランティアによる研究グループを形成し、根室半島周辺海域の海洋生物・水産資源と海洋環境に関する研究・学習・情報提供を行うことを目的とする。
2004. 4
函館市において海洋生態系モデルに関するワークショップを開催
目的:
ハナサキガニは、根室半島周辺、カムチャツカ・サハリン・千島列島に分布し、海流が運ぶ浮遊幼生によってそれぞれの地域群は交流していると考えられている。同じ流れは、ゴミや有害物も運ぶため、ハナサキガニを共有する日露の沿岸住民は、この流れの功罪を併せて共有している。しかし、オホーツク海および千島列島の沿岸に接して流れる海流の実態については、十分な情報がない。この流れとそれによる輸送の実態を解明し、これによって連携している日露住民の生活と生産の連携と協力の絆としたい。
目標:
ロシア研究機関サフニロと協議し、情報収集と協力活動の可能性の探索を行うとともに、ドリフター(海流はがきに近いもの)の設計を検討し、シミュレーションのための海流モデルの開発を行い、流れが繋ぐ日露沿岸住民の連携のために、基礎情報を獲得し相互協力のための基盤を開拓する。
内容:
・ 流れに追随し漂着時に発見され易いドリフターのデザインの開発
・ 海流系モデルの開発と流れのシミュレーション