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03xxxa 30数年も後に(1) 最近の雑誌記事から

Accident 事故 関連>の頁にあげた「事故と原因/見解や仮説」等は 1970年9月11日イギリス・ファーンボロ航空ショーで発生したWallis WA117 型オートジャイロの事故を中心に 主に当時の雑誌記事などから抜粋要約した物である。 しかし33年を経た21世紀の今も 超小型ジャイロプレーンが内包する問題関連として話題となり 論争が続いているのだが 当該事故の当時に云々された事が改めて取り上げられていることに驚かざるを得ない。 以下は 最近の雑誌記事から ・・・。

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Gary Goldsberry ( PRA (Popular Rotorcraft Association) 代表 ) / Rotocraft 誌 Aug. 2003 / 
巻頭言で

   ・・・水平安定板が付いていないジャイロプレーンで飛行する者は 「特定のジャイロプレーンを 安定板が無い事を補って操縦する
   のに十分な経験を持っている」か 又は 「安定性が優れているジャイロプレーンを操縦したことが無くて 安定板が付いている機体
   との違いを知らない」 そのいずれかで有る・・・ 

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Greg Gremminger ( U.S. distributor for Magni gyro ) / Rotocraft 誌 Sep. 2003 / 
1971年の Jukka Tervamaki の記事を再掲載して紹介する "REBUTTAL to Ken Wallace Article" の前書きで

   ・・・アメリカのジャイロ界が いかに長い間 事実を簡単に考えて退け そして不要な死亡事故を許してきたかと言う事に 
   大変驚く・・・
   ・・・フィンランドで起きた 某ジャイロの事故を契機に Tervamaki 達は1989年に再び 主としてアメリカから広がる欠陥の
   ある設計に対応すべく活動を始めたのだが FAA と EAA への公式文書の内容は アメリカのエキスパートの意見によって
   またしても退けられた・・・  

−−−

Martin Hollmann ( Sportster や Bumble Bee の設計者 ) / Rotocraft 誌 Sep. 2003 /  
Rotocraft 誌 Jun-July 2003 の Ken Wallis の記事に関連して "Commentary on Commander Ken Wallis' June-July Article" や "Power Push Over - PPO" の中で

   ・・・過去35年もの間 自分や多くの人々が 水平尾翼を使用しないパイロットに それがなぜ危険かを説明して警告してきた。
   1985年6月の自分のニューズレター "Gyroplane World" に「安定板の様な 機体のピッチング運動(pitching oscillation)を
   減衰(damping)させる手段が有益」と書いた・・・
   ・・・1971年になってWallis が 1970年の事故原因について自分に意見を求めてきた・・Wallis が送ってきたビデオを解析したが
   それは PPO (power push over) と称する現象による事故で 水平尾翼の追加は役に立たない〜水平尾翼は PIO (pilot induced
   oscillation) に対してのみ有効・・・
   ・・・Wallis が WALLIS型ジャイロプレーンの操縦方法を良く知っている事には疑う余地が無いのだが しかし 彼が水平尾翼は不要
   と主張する事は 他の一般のパイロットにとっては有害といえる・・・
   ・・・ PIO や PPO とか その他について正しい知識の有るパイロットにとって ジャイロプレーンは最も安全な航空機の一つで有る・・・

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左  Sportster / side by side 2 place      中と右  Bumble Bee / ultralight 

"Modern Gyroplane Design by Martin Hollmann"  及び "ROTORCRAFT" から

参照頁: 92xxxx ジャイロプレーンの重心位置 A (July 3, 2001)

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