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0404xe 重心測定ハングテストの意味 5 重心はローター推力線の変化(移動)範囲の中心に有る事

 理想的な機体では プロペラ等による推進力線は 機体重心を通り 抗力中心も機体の姿勢変化に
かかわらず重心を通る水平線上に有り 従って これらは機体をピッチング回転運動させない。 

 だから その様な機体が姿勢を一定に保つ為の他の条件は ローター推力線が重心を通る事。

 操縦装置を動かす事は ローター推力線と重心位置の関係を変える

 理想的な機体でも ある速度の釣合姿勢から加速すると ローターのフラップバック角度は増え ローター推力線は重心の前方へ移動して機首上げ運動の原因となるから これを打ち消す様に操縦操作をしなければならない。 減速する場合も方向が逆で有る事を除き同様。 
 ローターのフラップバック角度は純粋な垂直降下時ゼロで 飛行速度最大時でも 5°程度。 

 ローターヘッドのメインボルトを前方向(ピッチダウン)に2.5°以上 後方向(ピッチアップ)に2.5°以上傾ける事が出来る操縦桿が 中立位置に有る時 ローターヘッドのメインボルトの中心線が重心の後方2.5°の所を通れば この機体は通常の飛行範囲で姿勢を一定に保ち得る。 実際上は 機体は先に記した様な理想的な物ではなく 操縦者の重量の違いにも対応出来なくてはならないし 重心の上下位置も変動 姿勢によって抗力中心も変わる。 これらをカバーする他に 運動を起こすた為 運動を止める為など 姿勢制御に必要な操作が可能な様に ローターヘッドはもっと大きい角度で動ける様にする必要が有るし 事実その様になっている。

 2.5°は小さい角度と見れば ハング・テストは 重心がメイン・ボルトの概略中心線上に有る事を確認するテストと言える。

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フラップバック角度の変化と操縦操作によるローター推力線の変化の両方を考慮すれば 重心は ローター推力線の変化(移動)範囲の概略中心線上になければならない。 この事を確認するのがハングテストで有る。 次の図で推力線移動範囲を円錐としてあるが 実際の機体ではローターヘッドや操縦系統のストッパーなどの関係で 角錐の場合が多い。

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