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9407xxa  XG7型 超軽量ジャイロの背景

       水平尾翼は試してみよう キャビンは付けない



 ジャイロプレーンに復帰した頃 超軽量航空機界の動力装備は オーストリー製ロータッ
クス・エンジン等 2ストローク・エンジンと減速装置の組合わせが主流で ジャイロプレーン
も例外ではなかった。 それで自分の次期ジャイロ XG7型はその方向で考えていた。

例によってカタログなど資料を集め 他機例データを参考に 基本構想は1993年頃から
有った。 エンジンは減速ギア付きロータックス503で大直径プロペラを使用する。 プロ
ペラもローター・ブレードも自作しないで 実績のある既製品を使用する。 プロペラは地上
可変ピッチの物が何かと便利だ。

 出回っているローターは数種類有ったが 互換性確保の為 それらの殆どがベンセン・
ジャイロコプターのローターヘッドに取付け可能な仕様になっていた。 それでローターヘッ
ドの方式や基本寸法はベンセン式を踏襲する事にした。 故にローターヘッドだけは早々と
図面が確定し 近くの機械加工屋さんへ製作を注文した。

 大直径プロペラを使用するので 機体の高さが増えるから ローター始動の難易にかか
わらず予備回転装置は必須である。 実績豊富なアメリカのワンダリッチ製フレキシブル・
シャフト式のセットを採用しよう。 だが今はエンジンもプロペラも無いので 長さや回転方
向等その仕様を決めかねて注文も出来ない。 しかし迷っていても進捗しないので 入手し
た品物に合わせて機体寸法の詳細を決定するべく アメリカ・ドミネーター・ジャイロに使用
している物と同じ物と指定して注文した。 同時に入手ソースが同じで比較的安価という理
由で カナダ製の木製3翅地上可変ピッチ・プロペラも発注した。

 ローター・ブレードは既に入手済み G6−VW1500で使用したアメリカ製ドラゴン・ブレ
ード。

 残る大物はエンジン。 金銭的に負担が大きい。 搭載計画はロータックス503だったが
ここでエンジン提供者が現れた。 あまり使用していない ロータックス447で減速ギア付
き。 提供者は所属クラブの創設者で元会長の佐藤亨氏。 当時 氏は超軽量動力機(ウ
ルトラライト)は卒業して自家用飛行機のオーナーになっていた。 思いがけない まったく
嬉しい事で有った。 ラッキー。

 一方でちょっとした懸念も生じた。 注文済みの 3翅プロペラは直径60インチで メーカ
ー・カタログを子細に見ると ロータックス447にはマッチしない。 この直径で有れば2翅
が最適らしかった。 しかし地上可変ピッチ式である 何とかなるだろう。

 話題になっている水平尾翼はどうしようか?。これは試してみよう。やってみて決めよう。

プロペラに合わせてローター・マストは高くなる。 曲げ荷重の他に 予備回転時の捻り荷
重も検討しなければならない。 リジッド(剛)なマストにはしたくないが かといって高価に
付くダブル・マストは避けたい。 中を取って垂直安定板の桁とマストを部材で連結しよう。
そうすれば形としては いわゆるトール・テールになる。 これもやって見て必要無ければ
変更しよう。 それで軽くもなる筈だ。

 注文したプロペラと予備回転装置も 案外早く届いたので 図面も大体固まり 手持ちの
材料を使って機体フレームが形になった。 手間取ったのは合板製の垂直尾翼とノーズ・
ギア。 そしてローターヘッドの操縦系統。 特に コントロール・プッシュプルロッドの長さ。

 G6型のようなコックピット・エンクロージャ(キャビン)は付けない方針。 即ちオープン・
コックピット。 

 基本的な概念図面や性能推定計算には 息子からの お古のパーソナル・コンピュータ
が役に立った。



プログラム・リストの一例

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