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Centerline Thrust Concept 〜 「特別に新しい」安全理論では無い
航空機に働く諸々の力の総和が 重心回りの回転モーメントがゼロで有る様に作用する時 航空機はバランスを保って定常飛行する。 だから揚力の総和も 抗力(抵抗)の総和も重心を通り かつ姿勢の変化によっても同様で有る事が理想。 全く同じ事が機体の推進力=スラストに付いても言える。 この場合 スラストラインが重心を通っていれば パワー増減に伴う機体姿勢の変化〜ピッチアップ又はピッチダウンは起こらない。 この様な考え方を " Centerline Thrust Concept " と言う。 実際の航空機では他の要因でスラストラインが重心を大きく外れている場合も有るが ピッチ変化に対して何らかの対策が施してあって 操縦者が特別困惑する事無く対応出来る。
ジャイロプレーン(オートジャイロ)に関しては その発明者シェルバの時代から既に技術的に考慮されていた。 次の図はシェルバの著作「
Wings of Tomorrow
」(1931年)からのコピーで有り スラストラインは重心(C.G.)を通っている。
![]() |
Wings of Tomorrow (1931) Page 276
より |
シェルバ系列のオートジャイロはヘリコプターの発達によって一旦姿を消したが ベンセンがスポーツ回転翼航空機ジャイロコプターを開発〜即ちオートジャイロの復活であった。 偉才の技術者ベンセンもB−6ジャイログライダーを経て B−7M及びB−8Mジャイロコプターを設計する上で " Centerline Thrust Concept " を無視していない。 下はベンセンの「ジャイロコプター・マニュアル」(1969年)からのコピーで 「
B−8M
ジャイロコプターの重心はプロペラのスラストライン上に有る
」 と記されている。 ベンセンは「効果的」あるいは「有効」な水平安定板については 意図的に廃したと思えるふしが有るが 重心の上下位置に関しては正しく センターライン・スラストとして設計したのである。
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登録の為 FAA
に提出する書類(Weight and Balance report)にある記述 |
以上の事例から " Centerline Thrust Concept " が 「特別に新しい」安全理論というわけでは無い。
参照ページ: 90xxxx BENSEN MANUAL
(C)
92xxxx ジャイロプレーンの重心位置
A
900xxx ジャイロプレーンの重心位置
011016C Down
Thrust
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