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mpd05 MPD 2005-008 の背景  [Jun. 05, 2006]

単座ジャイロプレーンの重心上下位置に関して、イギリスの航空局(CAA)が、2005年8月24日から適用として出した「MPD No:2005-008」の背景は次の通り
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1990年前後の事故連続発生に伴って、英国航空局がグラスゴー大学と連携/依託して始まった、軽量ジャイロプレーンの操縦性・安定性の学術的・理論的解析研究。

その目的の一つは、英国の新しい耐空性基準(注1)作成に寄与する事。

研究成果は論文の形や会議の場で発表された(注2)。

イタリア製 VPM M16 タンデム訓練機を対象にして実施した一連の飛行試験と解析研究 Project5(?)のまとめレポート(1993年11月~)は、グラスゴー大学・飛行力学リサーチグループ(注3)のホームページ(注4)に見る事が出来、イギリス製 Montgomerie-Parsons 複座機(大学所有)による計画にもふれている。

(注1) "UK gyroplane airworthiness design standard BCAR (日本の耐空性審査要領に相当する)
      
Section T (ジャイロプレーン)"
(注2) 論文・講演録リスト/Journal and Conference Publications
(注3) The Flight Dynamics Group within the Department of Aerospace Engineering
(注4) http://www.aero.gla.ac.uk/Research/Fd/Project5.htm

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次はこのレポートの「標題」、「解析」と「結論」からの部分引用と意訳。

Aerodynamics of Gyroplanes


Dates: Nov. 93 - Present
Researchers: Dr. S. Houston / Dr. D. Thomson
Objective: To develop a rigorous and thorough understanding of light gyroplane stability and control.


解析

 ジャイロプレーンの縦安定性は、設計要素(尾翼の大きさ、カウリングの大きさ、質量、ローターブレード翼型、質量中心の前後位置)の広い範囲にわたって、敏感ではない。
 しかし唯一の例外は、質量中心とプロペラのスラストラインの関係位置である。機体構成が安定か不安定かは、プロペラ・スラストラインの高さによる。


結論

 プロペラ・スラストラインに対する質量中心の垂直位置が、ジャイロプレーンの縦安定性に重要な関わりがあると判明した。
 研究の結果、重心とプロペラ・スラストラインとの距離は、±5 センチメートル(±約2インチ)以内で有るべきと提言した。


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