uロードスターのタコメーターをデジタル化!に挑戦。の巻


あぁ、憧れの・・・


以前から何かとメーター類にこだわりがあるように見られ るおいちゃ んですが、

実 際そうです。なにか?


メーターの文字盤だけを弄って遊んでいるのも面白いのですが、おい ちゃんには昔からやりたいことがありました。
・・・まあ、題名から見て分かるとおり、タコメーターをデジタル化 したかったんです。

以前、おいちゃんがまだWRCが大好きだった頃(最近はそうでもな い)
コリン・マクレーの乗るインプレッサのタコメーターが
デ ジタル表示式で、
アクセルをあおる度にメーターの数値が「パラパ ラパラッ!」と変わってくのを見て、

「こりゃー、カッコええねえ!」と思わず テレビに向かって叫んだこ とがあります。
おいちゃんが乗るロドスタでも、一度ああいう風にしてみたいと常々 思っていましたが、はや行く年月。
やっと重い腰が上がって作成に取り掛かってみることにしました。

そうは言っても、1からデジタル表示のメーターを作り上げる技術を おいちゃんが持っている訳が無いので、
まずは既製品で似たようなものが無いか探してみます。
すると、どうやらバイク用のアフターパーツがちょうど良さそうで す。
ヨシムラ、デイトナくらいが検索でヒットしましたが、値 段から見て デイトナ製をチョイスです。

さらに、まともに買うつもりも無いためヤフオクでしばらく検索をか けていたところ、
「少し難あり品」として、お目当てのものが出品されていました。
どうやら、液晶カバー内に水滴がついて表示が見えにくくなっている との事ですが、そんなのはカバーを外して
水滴を拭いてから、しっかり乾燥させてやればいいことなので、問題 ナッシング。
という訳で、早速入札してさほど競い合うことも無く落札完了。
定価約15000円の代物が、送料含めて5000円くらいで手に入 りました。
まあ、ぼちぼちでしょう。

で、そのモノがコレ。



・・・すいません。買ったときの画像がないのでカタログの画像でご 勘弁を。
実際のモノのパッと見た目は綺 麗です。が、やはり中古品なので

表面に少し傷があったり、液晶の基盤自体が若干左に傾いていたりし ます。
まあ、この傾きはどうやら
出荷当時からのもののよう ですが・・・。

この辺にデイトナの品質管 理が垣間見えますね。

まあ、もう気にしないでおくことにします。


ちなみに表示されるものは「エンジン回転数」、「油温または水 温」、「時計」です。
これを純正のタコメーターの位置に埋め込もうという計画です。上手 くいけば良いですが。



さて、モノが揃ったところで、さっそく作業に取り掛かりましょう。
計画では純正タコメーターの位置にデジタルタコメーター(以下「デ ジタコ」)を埋め込む予定です。

    
まずは現在ついている純正タコメーターを外します。
コイツはネジ3本で留まっているだけですから簡単に 外れますね。
赤丸部分がそれです。
そうそう、おいちゃんロドスタを知らない人のために言っておきますが、
このメーター盤はおいちゃんの自作です。
表計算ソフト「エクセル」のオートシェイプを駆使して作成したものを使っています。
データがほしければ差し上げますので、掲示板にでも書き込んでください。




で、さっそくサイズ合わせ・・・・。
うーん、残念。メーターリングに対して若干大きいサイズです。
これは仕方が無いので、メーターボックス側を細工してやりましょ う



ちょうどいい所に来るように、可能な限りメーターボックスの内部( 赤丸部分)を切り取っていきます。
・・・ああ、どんどん壊れていきますね。
しかし、やると決めたからにはやらなきゃいけません!不屈の精神で GO!



  
こんな感じではまるようなイメージです。
・・・まあ、ぼちぼちじゃないでしょうか。
ちなみに結構切り刻んでます・・・。




さて、丸い空間に四角のデジタコなんで、隙間を埋めるために、例に よっ「発泡塩ビ板」 を使います。
直接メーターボックスから型を取って・・・切ります。


で、デジタコが入る窓まで切ったのがコチラ。うん、ぼち ぼち良い じゃないですか
最終的にはこれにカーボン調のカッティングシートを貼ってやるつもりです。


で、コイツを両面テープでデジタコと固定させてやります。
(接着剤使うと後で色々面倒なので両面テープです。)



さて、実際に取り付ける前に、ここで配線にひと工夫しておきます。
このデジタコはバイク用だけあって、4本(電源、アース、温度セン サー、タコセンサー)ある各種のコードが
非常に長くしかもデジタコ本体と一体になっています。
長すぎるコードは邪魔なので、適当な長さでカットして、メーター ボックスから電源とタコセンサー、アースを
取るようにしてみます。それぞれのコードは使われていないイルミラ イトの穴から出してやります。
で、それぞれをそれぞれに割り振ってやります。



ここでさらにひと工夫です。ボックス側のそれぞれの接点に、ギボシ をハンダ付けしてやって、
手元で簡単に抜き差しできるように細工をしてやります。
これでいざ、純正メーターに戻す時の作業が楽になります。

温度センサーも同じように、手元のところで簡単に着脱できるように 細工を。
これで上手くいけばお慰みです。笑。


で、さっそくテスト。クルマにセットしてイグニッション、ON!


・・・おや?デジタコのバックライトが点かない?
・・・ん?なんだかメーターボックスから薄っすらと煙 が・・・!?  

ヤバッ!!

あわててイグOFF。ボックスを外して見ると配線の一部が焼けて、 断線しています。
なぜ?どうして?

・・・何の事はない、「タコセンサー」と「電源」を逆に付けている と言う配線ミスでした。
焼けた配線はどうやら「サイドブレーキ」の警告灯の様です。
・・・まあ、見なかったことにしましょうか。>うそ〜ん!?

気を取り直して再度配線してイグON!
おお、今度はちゃんとバックライトが点くぞ。ではエンジンスター ト!

ボウゥン!ボボボボッボ・・・・。
・・・あれ?タコが動いて無いじゃん!

しまった!さっきの配線ミス で壊れたか!?

いやいや、壊れたなら「0rpm」表示すら出ないはず。

とりあえず、一旦外して再度配線をチェック。ハンダ付けも再度やり 直してTRYするけどやっぱりだめ。
うーん、なぜかなー?


とりあえず、メーターが壊れていないのを確かめるために、プラグ コードに配線を巻きつけ
信号を読み取るかチェックしてみると・・・



動くじゃん!!大丈夫 じゃん!!

(このデジタコは「CPUへ送る信号を読み取る方法」とタイミング ライトのように
「プラグコイルにコードを巻きつけて発火タイミングを読み取る方 法」のどちらかを選べるタイプです。

つーことは、メーターボックスから信号を取るからだめなのかな?
では、ダイアグノーシスからではどうだ!・・・コレもダメ かぁ・・・。


純正のアナログ式メーターを動かすのに必要なタコ信号と、デジタコ の読み取り信号は違うのかなー。
でも、デジタコの取り説には「ダイアグからとっても良い」と言う風 に書いてあったような・・・。



まあ仕方が無いので、とりあえずはプラグコード4番に巻きつけて信 号を取ってやることにしましょう。
この方法で信号を取ると、たまに「信号トビ」をおこして回転数が合 わないことがあるのですけど、
まあそう「じーっ」とタコを見ることも無いでしょうから、良しとし ましょう。>え


若干の回転数表示のタイムラグもあるようですが、こ れはデジタコ本 体での演算処理能力によるもの
でしょうし、「針式」でもタイムラグは生じてしまいますから、あま り気にしないほうがいいのかもしれません。



とまあ、これで一応完成です。
ぱっと見た目はなかなかかっこいいですねー。
(液晶のバックライトは夜昼関係なく転倒しています。あたりまえですが。)



で、使ってみての感想ですが、意外と「見づらい・分かりづらい」ん だな、コレがまた。笑。
まあ、いままで「針式」に慣れていたせいもあるでしょうが、走って いるときにタコに目をやって
「4560rpm」とか表示されていても、「・・・えっと?」と考 え込んでしまうんです。

これが「針式」だと、パッと見て大体の針の位置さえ分かれば、リ ミッターまでの差分が「あとこれだけ」
と言う風にビジュアルで分かるんですが、デジタルではそれがない。
逆に「えっと、リミッターが7500rpmだからあと・・・」と引 き算をしなくちゃいけない訳で。

これはアレ、「時計」と一緒ですわ。
長針の位置をパッと見て、「正午まであとだいたい20分。」とか分 かるのと、
デジタルで「11:38」と表示されていて、「正午までは、(60 −38=22)で22分。」と分かるのとの違いです。

・・・まあね、まあ、いいんですよ。一度やってみたかっただけです から。
ただ、サーキットとかで、「第2コーナーを3速、4720rpmで 進入、3560rpmで脱出」
とかの、ドライバーの「データ取り」としてはいいかもしれません ね。

ジムカーナには、どうかな?笑。
でもアクセルを煽って、数値が「パラパラパラッ!」と動くのは面白 いですよ。
性能や機能はともかくとして、ビジュアル的な面白さはあります。
あと、「油温」と「時計」の表示も便利です。笑。




<後日談>
デジタコ、だいぶん慣れてきました。
純正タコと同じ感じで、たまにチラチラと見るぶんには問題ナッシン グです。
ただやっぱりデジタコ信号の「落ち」があるらしく
「アクセルパーシャル状態でも、一瞬300回転近く低い表示をする ことがある」のが問題です。
ノイズかなー?ググッてみると配線途中にアッテネーターをいれたら 良くなったとかあったけど、
その辺はよく分からないのでほって置くことにしましょう。


<さらに後日談>


先日ふと、センサーコードを巻きつける場所を、プラ グコードではな く「コイル本体」に
巻きつけたらどうかと思い、コイルの4番の根元に巻きつけてみまし た。
すると、これが随分良くなって、ほとんど「信号落ち」することがな くなりました。やったね。
デジタコにしてすぐは「・・・やっぱりやめて、元に戻そう。」と 思っていましたが、
随分慣れたし、回転表示も割と安定してきたので、しばらくこのまま にしてみようと思います。

ま、気が変わったら、あっという間に元に戻しますけど。笑。




<さらなる後日談>

久々にロドスタをワインディングで「快調なペースで」走らせていたら、デジタコに異変が!
熱で液晶が「液漏れ」を起こしてしまいました。ひえー。
「液晶を直射日光に当てていたら画面が真っ黒になった」という、よくあるアレです。
今のところ画面の左肩付近だけですが、冬場に少し走らせたただけでこれとは・・・。
夏場では言わずもがなでしょう。
まあ、エンジンルームからの配線とり回しをしたときに、ゴムキャップをしっかり締めていなかったのも
原因のひとつだと思いますが、メーターボックス自体が発熱していたら致命的ですなあ・・・。
とりあえず、いったんはずして、発泡スチロールなどで断熱させてやろうと思います。
何だかんだ言って、けっこう愛着が出てきたので、頑張ろうと思います。
・・・画像は悲しいのでありません。笑。





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