「自動脱落式サイレンサー弐号機」作成の巻。


弐号機は零号機を超えられるか?


さて、「初号 機」は発想は良かったものの、端々で改善点が見られました。

もう一度そこを確認してみましょう。

「初号機」の反省点。
1・径サイズが大きすぎた。
2・スチウルを包んだアルミホイルの強度が無さすぎた。
3・排ガスを押えすぎて?フン詰り気味。


以上の点を参考にして、「弐号機」の作成に移ることにし ます。
今回は、事前にネットでいろいろ調べてみます。する某 ショップの内径が2寸あるマフラー
後付けサイレンサー(?)は単にテーパーをつけた「管」を出口に付 けるだけで音量を下げてました。(少しですが)
こんな意外と簡単な方法で音量が下がるのなら、「弐号機」テーパー状のものを付けてみましょう。

さっさと「初号機」を見捨ててしまって、次なる材料を探しに100円 ショップへGO!です。
哀れ「初号機」。。。

さて、購入目的のものは「じょうご」「金属製の筒」「茶漉し」です。
構想的には
・「じょうご」を「Z」本体の排ガス入口に付けてやり、テーパーで 音量制限をかけてやる。
・金属製の筒で「Z」本体の強度をUP
・スチウルが後ろに飛散しないように「茶漉し」で出口をブロック

といった感じです。

   
「じょうご」・「茶漉し」は直ぐに見つかりました。

さて、「金属製の筒」はどうしようか。
目に付くのは調味料を入れたりする「缶」ですが、なかなか良いサイ ズのものがありません。

「やっぱりレンジ周りでつかうアルミ板位しかないかー。」と思いな がら店の中をウロウロしていたら
目に入ってきたのがコレ

   

まさに「これしかない!」ってくらいのものがありました。
その名も「缶ケース」。・・・ そのまんまじゃん。ということはさておいて、
丸型で、径も「多分」ちょうど良く、しかもクリップがついている、 これ以上ないベスト品です。
この筒の上下の蓋を取り払ってスチウルを詰めれば、もう「弐号機」 はできたも同然です!
自然と笑みがこぼれてきます。しかし、人気の少ない店の 中で、この筒を持ってニヤニヤしている
おいちゃんは、さぞかし不気味だったことでしょう・・・。
しかし、侮りがたし、100円ショップ!


早速帰ってから、夕食を食べてから娘を寝かしつけて製作開始です。

と、その前に、おいちゃんのマフラーの出口の「径」を計っておかな くちゃいけません。
・・・つーか、「いままで計ってなかったんかいっ!!」と言う感じ ですが、実際そうですが、なにか?
ノギスで測りますと、外径:61mm、内径57mmという結果でし た。(つまり肉厚2mmの管ですね)

で、買って帰ってきたものの径をそれぞれ計って見ると、

    
「じょうご:56mm」「茶漉し:59.5mm」 「缶ケース:54.5mm」という結果が・・・。
「茶漉し」が若干オーバーしていますが、素材も柔らかいので何とか なりそうです。

で、「じょうご」ですが、このままでは排ガスの出口が細すぎて、と てもじゃないけどダメそうです。
ある程度テーパーを残した状態で切断してやろうと思いましたが、 100円のクセにステンレス製で
妙にクオリティが高くて強度もあり、ニッパーではとてもじゃないけ ど切れそうにありません。
コレを切るには金鋸かサンダーくらいしか・・・。
今回の製作ではできる限り「無加工」、もしくは「簡易な加工」で済 ませたかったのですが、
しかたがありません。この部分だけ金鋸で切断することにしましょ う。

で、切断したものがコレ。

  
金鋸で切断途中と、切った後。

何の根拠も無く、適当なテーパーを残しています。だ いたい半分くらい切ったかな?
これを「弐号機」の排ガス入口にセットしてやります。


これがもう見事なくらいキッチリはまります。適度な テンションもあって簡単には取れそうにありません。
「ひょっとして弐号機専用のパーツか?」と思うくらいです。
さて、このテーパー以後がいきなりスチウルでも排気抵抗が大きそう なので、「初号機」で使った
「カラー」を再利用してやることにしました。

  
ただし、中身だけです。これを「弐号機」の芯にして やって、排気道の確保をしてやります。

100円ショップの金網  茶漉しの使い方
しかしこのままだとテーパーの内径とカラーの径が違 いすぎて、スチウルが出てきてもいやなので、
目の荒い金網(台所の配水管につける網)を買って来て、これを間に 挟んでやることにしました。

結局、サイレンサーZ「弐号機」の内部構造は



「じょうご→目の荒い金網→カラー(周りにスチウル)→茶漉し」という風になっていて、

これを缶ケースが覆ってる状態となりました。




これで一応、「弐号機」の完成です。

    
そうそう、マフラー内径との差は、ガムテープ(赤) を巻いてスペーサーとしています。
ガムテープの「赤」は、と ある方面からの強烈な要請によるものです。笑。

で、早速装着してみます。
今回の目玉は何と言ってもコレ。


「弐号機」本体にはデフォルトでクリップがついてい るので、しっかりと装着できますし、
そう簡単には「後ろに飛んでいかない」でしょう。


で、エンジンをかけてみます。「・・・キュキュキュキュ、」



「ぼうんっっ!」という音と共に、やっぱり「弐号機」後ろにすっ飛んでいってしまいました・・・。




という、「ネタ」的なことはまったく無くきっちりマフ ラーの出口に収まったままです。
期待されていた方、残念でした。>?
デフォルトで付いていたクリップの効果絶大です。

で、音量ですが、コレが自分でもビックリするほど効果アリでした。
「零号機」と比べても、ほとんど遜色ないくらいです。
音量的にはおそらく、ノーマルマフラーの暖機と同じくらいの大きさだと思います。
もう少しスチウルを増やせば、さらに音量が押えられそうです。

いやー、自分で作っておいてアレですが、結構効果があったんで驚き ました。


さて、エンジンの「初爆」で後ろに飛んでいかなくなったと 言うことは、
アクセルを吹かしても「自動脱落しない」と言うことで して。
「自動脱落式サイレンサーと謳っている限りは、やっぱり確実に「自動脱落」させなくてはいけません。

そのための装置(?)がコレ。

  
まあ、ただ単に、なぜか庭に転がっていた「アース用 コード」を使って、「サイレ ンサー
地面に埋め込んだ「クギ」に繋いでいるだ けなんですが。
これで、車を発進させた時には、コードでつながれた「Z」がマフラーから「自動脱落」するという寸法です。


せっかくなので、このワイヤーを「ア ンビリカルケーブル」と名づけましょう。
ちゃんと電流も流せるコードですし。意味はないけど。笑。





以上で、一応「自動脱落式サイレンサーの完成とします。
・・・意外と長続きしない連載でしたね。

 

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