2月7・8日、広島グリーンアリーナで輸入車ショウが開かれた。
少し前から宣伝が始まっていたのだが、実のところ余り興味はなかった。(おい
運良くというか、開催初日に暇になったのでとたんに行く気になってしまったのが本当のところ。
よくよく考えてみれば「なんたらCARショウ」というものに行くのは大学の時以来である。
あの時はマツダが出展した「RX−01」
を見に行ったっけ・・・・。
思えばデミオもまだコンセプトカー発表された時だから、もう随分と昔の話しになる・・・。
さて、話しは戻って当日の午前。
1人で行くのも芸が無いので「車のドア開閉音」の若手評論家 シバサキ氏を誘うと
昼前からは時間が空くとのことであったので、連れ立っていくことにした。
会場内にはそれこそ、まさに「輸入車」がずらりと並んであった。
ローバー、BMW、アウディ、VW、ルノー、プジョー、クライスラー、ポルシェ、フェラーリなどなど。
セダンタイプの車が多い中、BMWの「Z4」
、クライスラーの「スマート」オープンカーはなかなかに興味をそそられた。
特に「Z4」はおいちゃんのお気に入りになってしまった。
雑誌などで見る「Z4」はさほどでもなかったが、実物はなかなかにカッコよい!
前後のフェンダーはエッジが立っていて、思ったほどずんぐりした感じが無い。
車を横から眺めれば、そのエッジの付け方が非常にワイルド感をかもし出している。
まるで大きなナイフで「ザッ!ザッ!」と余分
な部分を殺ぎ落とした感じである。
内装は至ってシンプルであるが、上品な感じが全体にただよっている。
まさに「白髪の老夫婦がしっとりと校外の並木道を流して走る」のにぴったりの車だと思った。
ドア開閉音についてもシバ氏の評価も高く「なかなかに良い」とのことであった。
値段はおよそ400万円
。・・・将来余裕が出来たら買おう・・・。(^^;)
その後もいろんな車に試乗し、例によってイスラム教のお祈りも混ぜながら
展示車をチェックしていった。
シバサキ氏はもちろん「ドアの開閉音」の比較も忘れてはいない。
そんな氏が今回の展示車でイチオシのドアは「BMW318i」
であった。
確かにこの車(のドアの閉まり方)はすごかった。
開きも軽いが、閉じは他の車・会社を寄せ付けない。
ノートPCを閉める時くらいの力でポンと押してやるだけで、「スッ、スー、バ
ム・・・。」 といとも簡単に閉じてしまう。
「バム!」でもなければ 「ガムッ!」でもない。「バム・・・。」 である。
いわゆる「半ドア」なんざありえないくらい軽く閉じてしまうのだ。
すごいドア作るなあ、BMWって。
一通り見終わったあたりでシバ氏に評価を聞いてみることにした。
<総評>
シバ氏
「んー、今の車のドアはさ、いいモノもある。でも悪い モノもあるよね。」
おいちゃん 「んー、キミとはちょっと違うんだけどもね。僕なんか毎日車を乗り降りしてる訳で、
ドアも何回も開け閉めするんだけど、そういう所から見ると、いいモノ
もある、でも悪いモノもある。」
シバ氏 「キミの言い方おかしいよ!それだったら僕なんか今まで何千回とドアを開け閉めしてる訳でしょ。
そこまでやってみて言えるのは、いいモノもある
!悪いモノもある!
」
おいちゃん 「いやちょっとまってよ、僕の考えはさぁ・・・(延
々続く。) 」
と、分かる人にしかわからないコント(古いラジオ番組
「スネークマンショー」 の1コントのパクリ)
をやりつつ、会場のホールを出る・・・・。
すると、廊下にはバイクが並べてあった・・・。
「輸入車ショウ」であって別に「4輪車」にこだわっていないらしい。
そっち方面にどうも異常な引力があったらしく、ふらふらと吸い寄せられるようにたどり着くと、
そこには「ドカッティ」「BMV」「ハーレー」
それぞれの会社のフラッグシップバイクが並べてあるではないか。
特に目を奪われたのはやはり「ドカッティ」
。
「999」と記されたモデルのバイクにはある種のオーラがただよっていた。
おいちゃんは「外車バイクを買うならドカッティ」と心に決めていて(?)、少し前のM900や、916、996などが好みで、
最近のドカッティの顔は好きではなかったのだが、このバイクは「好き嫌い」の問題を通り越して「凄い!」の一言に尽きる。
もしかして「変形してロボットになっちゃう?」
と感じたのはおいちゃんだけではないはずだ。
とにかく見るものに「ウムを言わせない」何かがこのバイクにはあった。
他のバイク、特に他社のバイクのことなんざ、ほとんど憶えていない。
ソレくらい強烈な印象を与えたこのバイクのお値段は約400万円
・・・・。
・・・値段も究極に強烈デス。
シバサキ氏も「はぁ〜」
とため息しかでない有様。
ほとんど夢見心地で会場を後にしたが、その日中は「車よりもバイク」
で頭が一杯。
氏に至ってはヤフーオークションで検索までしてしまったり。
目の保養にはなったが、精神的不安定を起こしてしまったキケンな「輸入車ショウ」見学なのでした。