タリスカー


TARISKER

対象:タリスカー
アルコール度45.8
産地:スカイ島(アイランズモルト)
ゲール語で「傾いた大岩」「斜面上の大岩」の意味。
熟成にはプレーンオークの樽を使う。




ストレート  
  浅く嗅げばバニラのような、深く吸い込めば甘いような樽の香りがする。口に含めばさらにその香りが一気 に広がるり、逆に非常にスモーキーなスコッチ。塩からい。飲み込んだあとで胡椒のようなスパイシーさが舌に残る。色は赤っぽい琥珀色。口当たりはさらっと している。喉越しはパワフル。



Aトワイスアップ
   非常に複雑な香りに変化。潮の香りににも似ている。軟らかなスパイ シーさは残りつつも、舌の両脇に甘味が残る。飲み込んだ後にもしつこくないアッサリした心地よい余韻が残る。


Bラッパのみ
   最初の口当たりは甘い感じでアッサリしているのでついすぐに飲み込んでしまうが、飲んだあとにビックリするほど強烈な喉越しが待っている。舌にスパイシー さのみが残り飲み易いとは言いがたい。飲み込んだ後に、鼻から息を吐き出すと、まさに「スモーキー」という言葉がぴったりの1本。強烈。
ストレートよりは飲みやすいかも。



<総評>
 
「アイランズモルト」は便宜上一括りにしてはいるものの、産地によって個性がそれぞれ違うと言われている。その中でもおそらく個性が強い部類に入るこのお 酒。スコッチ研究家の第一人者である土屋守氏によれば、「男がハードボイルドを決めるのに適した1本」らしい。また、「落ち込んだ時に思わぬ効果を生む1 本」とも言っている。ラフロイグと共に強烈な個性をもつ一本だけに万人には受け入れられないだろうが、まさに「生一本」と言った感じであり、作り手の姿勢 がうかがえる。
「スモーキーとはこういう事だ」というのを知ってもらうためにも、ぜひ一度は飲んでもらいたいスコッチである。ピート香はあまり無いのでピートが苦手なヒ トにもオススメである。




テイスティングイメージ
  「質実剛健な農夫が、麦畑を鍬で耕しながらタオルで汗を拭いている風景」が頭に浮かぶ・・・ような気がする・・・。          



 ボトルケース  液体の色  テイストグラス




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