テイスティング




「テイスティング」と言えばまず、「ワイン」を思い浮かべるもので「ウイスキーのテイスティング」というのはあまりメジャーではない。しかし、日本酒では「利酒」という趣向があるように、ウイスキーでこれを行なったとしてもなんら不思議はない。ましてや、「ブレンド」や「ヴァテッド」を行なわない「シングルモルト」では、蒸留所ごとで酒の個性が異なるものであるから、その楽しみはワインのそれと比べても何ら遜色は無いと思う。

さて、「高くない酒」「入手しやすい酒」「飲める酒」を前提とした当ページの「テイスティング」であるが、次の方法で飲んだ場合の感想をそれぞれ標記したいと思う。


<飲み方>
@    ストレート
           (言うまでも無く、水も氷も加えずそのままで味わう。)

A    トワイスアップ
           (ウイスキーと水を「1:1」で割った飲み方である。これはウイスキーの性 格を知るには一番良い方法だと言われている。
             ちなみに割り水は「南アルプスの天然水」を使用する事とする。)

B    ラッパ飲み
           (その道の人達からみれば「邪道だ!」とひどいお叱りを受けそうだが、実際にこうして飲んだほうが飲みやすく感じる酒もあった事から、
            あえて試すこととした。)


一流のブレンダーになると400〜500種類の香りをかぎ分けられるらしいが、おいちゃんにそんなことができるはずがない。ましてや鼻はあまりいいほうではないし、表現できるほど多くの香りや味を知っているわけではないので「感想」はあくまで「参考」として欲しいところである。


<余談>
一般的には熟成年数の多いものが高く、さらに「おいしい」と思われているところがある。もちろん、おいしくないことは無いのだろうが、「味のバランス」といった意味では必ずしもそうとは言い切れない場合もあるようだ。
 残念ながら、その違いが分かるほど飲み比べたことは無いのだが、「ウイスキー界のご意見番」ともいえるマイケル・ジャクソン氏(歌手ではない)のテイスティングによると、10年熟成のものでも30年熟成のものより良い評価を受けていることがよくある。
ウイスキーの美味しさは「バランス」であって、「年数ではない」といわれると、ちょっとホッとしてしまう・・・・。




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