つれづれなるままに,来し方行く末の自然とのたわむれ、社会との交わりを月毎の写真俳句短歌集にまとめています。
先ずは、ご笑覧いただき、ご意見、ご感想など、お聞かせ頂ければ、光栄です!

H29年6月/7月の写真俳句短歌集

俳句・短歌 写真 詞書他
新樹光

 岩に染み入る

    山路かな
5/23(火)奥多摩、馬頭刈山(まずかりやま)884m、鶴脚山916mに登る

約800mの急登。久々の体力測定?
新緑と山躑躅を愉しむ
夏涸れに

 もっと真水を

     綾の滝
今年は雨が少なく滝も細々!
急登に
 耐へ黙々と
   珠の汗

尾根はさわやか
   山躑躅咲く
急登過ぎれば尾根路は爽やか!!
まずかり
馬頭刈の
   山の躑躅の
   焦がれたる

  思いのたけや
    大岳の山
馬頭刈山頂から大岳山を望む。
山躑躅は満開なれど残念ながら逆光!
紫陽花の

 手を繋ぎ咲く

    浄慶寺
浄慶寺は小田急線柿生駅から南に徒歩約10分の所にある古刹
「柿生のあぢさゐ寺」と言われている由
仏弟子の

   桃源郷に

     七変化
この寺は境内の多数の羅漢像でも有名。
紫陽花に
    やしろ
 ひかれ神社の

   人となる
寺に付随して秋葉神社がある

紫陽花に招かれてーーー。
神宮の
 空にクレーン
     林立す

 オリンピックへ
   日本の槌音
東京オリンピックのメインスタジアム「新国立競技場」建設漸く本格化?

千駄ヶ谷の東京体育館裏から撮影。神宮球場の歓声を聞きながらーーー。
 御苑ゆく

  一服の涼

   和の香る  
新宿御苑、和庭園の茶室”楽羽亭”
一盛りの

 涼しさ一口

     気一新   
暑い最中の涼一服!
 紫陽花の

  顔赤らめて

   待つ日向  
赤色系柏葉紫陽花(ルビースリッパーズ)


フランス庭園から玉藻池に向かう中間あたりに咲いている
鈴懸けも
  
 慟哭 夏の

   別れかな
以下、6月20日に逝去された同好会メンバーの尾崎先生を偲んで:
先生は御苑のプラタナスの並木道を好まれて
”一年の今が一番若葉風”―と詠まれた

鈴懸けも両腕打ち降り別れを悲しむかに?ーーー
鈴懸けの
 緑の風に
  送られて

  空の彼方に
  微笑む貴方   
新宿御苑を散策される貴方の温顔が青空に浮かぶーー
人なくて

   鈴懸けの径

    夏果つる     
木漏れ日の静かに歩む鈴懸けの径!!
 天国の

  薔薇に包まれ

    微笑まる    
天国で安らかに!合掌


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