つれづれなるままに,来し方行く末の自然とのたわむれ、社会との交わりを月毎の写真俳句短歌集にまとめています。
先ずは、ご笑覧いただき、ご意見、ご感想など、お聞かせ頂ければ、光栄です!

H30年1月の写真俳句短歌集

今年は戌年。犬も歩けばーーーということで、出来るだけ外へを心掛ける。
江ノ島初日の出を皮切りに、鹿島神社、町田天満宮初詣、北鎌倉円覚寺、鶴岡八幡宮詣、深川芭蕉庵跡散策、浅草東洋館寄席見学等を実施。
ここでは、先ず芭蕉庵跡散策を紹介します。



地下鉄半蔵門線「清澄白河駅」下車。清澄通りを南に向かい、海辺橋を渡り、先ず採茶庵跡①を訪ねる。
ここは芭蕉が舟で仙台堀川から隅田川に奥の細道の旅に出発し、又旅を終えて紀行文を纏めたところ。
後出の芭蕉庵史跡展望庭園に展示されている芭蕉庵再興集の絵図②の如くであったと推定される。

採茶庵横の仙台堀川に沿って桜並木の"芭蕉俳句の散歩道"を通り、清澄橋を渡り清澄公園を右に折れ、
萬年橋を渡って次に”江東区芭蕉記念館”③を訪ねる。丁度”明治維新と「俳句」正岡子規とその周辺”
が展示されていた。庭園の築山の句碑④等見学。

ここを出て正面の芭蕉通りを東に向かい清澄通りを左折、北に進み、都営新宿線森下駅を越えて直ぐ
北東にある長慶寺⑤を訪ねる。ここに芭蕉翁句塚跡⑥がある。

清澄通りを引き返し芭蕉記念館前に戻り、更に萬年橋の手前で右折し芭蕉稲荷神社⑦に詣り,その通りの
奥の”芭蕉庵史跡展望庭園”⑧を訪ねる。入口の案内板に古地図⑨があり、ここには、芭蕉翁像や関連
資料が展示されている。

小名木川が隅田川に注ぐ河口の芭蕉庵にて遠く富士を望み川のせせらぎを聞きつつ、句想を練る芭蕉の
姿が彷彿と浮かぶーーーー。

最後に、芭蕉俳句の散歩道⑩、萬年橋⑪及び隅田川新大橋⑫を示す。

採茶庵跡 芭蕉庵史跡展望庭園芭蕉庵再興集より
芭蕉記念館(庭園)
句碑(古池や蛙飛こむ水の音ーはせを)
長慶寺
同芭蕉翁句塚跡
芭蕉稲荷 ⑧ 芭蕉庵史跡展望庭園入り口 案内板古地図(芭蕉庵ノ古跡記載在り)
⑩芭蕉俳句の散歩道 ⑪萬年橋 ⑫隅田川新大橋

引き続き、今月の恒例の写真俳句短歌集

俳句・短歌 写真 詞書他
いぬ年の

  棒にも当たれ

      初日の出
戌年の今年は出来るだけ外出する。

先ず、江ノ島の初日の出を見に出かけた。
戌年の
 穏やかな陽に
     包まれて

  初富士見上ぐ
    初凪の海   
海も凪ぎ風もなく穏やかな年頭!

富士山頂の雪が少ないのが唯一難点?


 初富士を
目指し入り江に
    浮かぶ影

  江ノ島水軍
   甲賀か伊賀か
海上にすっくと立つ人影、かげ、影ーーー

さては忍者部隊?
葉桜と

  富士に別れや

     上り舟
仙台堀川に舟を浮かべ愈々奥の細道への
旅に出る芭蕉の胸のうちは?

遠く富士を仰ぎ葉桜に別れを告げ
、隅田川に向けて出発。
芭蕉偲ぶ

    華万両の

   重みかな 
芭蕉記念館庭園の築山の満開の万両を見て。
 深川の

 句の神様に

     初詣
芭蕉稲荷神社に初詣。

我らが写真俳句短歌同好会の今年一年の
平安平成を願う

冬滔々

  俳句の流れ

     隅田川 
芭蕉に始まる俳句の流れを冬も滔々と

流れる
隅田川に託して。
真青なれ

   芭蕉眺むる

      初御空

俳句の益々の隆盛を芭蕉翁とともに

信じてーーー


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