つれづれなるままに,来し方行く末の自然とのたわむれ、社会との交わりを月毎の俳句集にまとめています。
先ずは、ご笑覧いただき、ご意見、ご感想など、お聞かせ頂ければ、光栄です!

3月の写真俳句短歌集
(幕山、南郷山登山特集)

      登山日:  H24.3.7
           曇り

幕山公園 真鶴半島


                                           H24.3.9 

写真 俳句・短歌 詞書他
見下ろせば

 紅もえかすむ

     梅模様 幕山公園の紅梅は今が盛り!梅曇りの散策を静かに愉しむ。
紅梅や

 静かに満つる

    時を得て 紅梅が長い冬を堪えて、今満開の時を迎える。感無量。
白梅や

 赤児の笑みの

   こぼるごと 白梅の一片ひとひらの花が、赤児の純粋な笑顔に見える。
山路にも

 みどりの目覚め

     蕗の薹 幕山の中腹で見つけた貴重な蕗の薹。柔らかい春のおとずれ。
幕山に

 春の登山や

    園児の輪 近くの幼稚園児30数名の登山。我らロートルの登山に花を添えてくれた。
頂上で昼食。園児と思えないくらい整然としていた。
真鶴の

  朧に没す

     春の海 南郷山を少し下ったところに絶景ポイント。真鶴半島が一望出来る。
快晴ならーーーー残念!
頼朝の
 心洗いし
   じがんすい
   自鑑水

  清水絶えぬ
   時の流れよ 石橋山の戦いに敗れた頼朝の自害を思いとどまらせた自鑑水。
800年以上清水絶えざる由。我が心の執着も洗い流したい。
一群の
 樟の巨木に
     いにょう
   囲繞 さる

  五郎神社の
    古へ偲ぶ 五郎神社を取り囲む多数の樟の巨木には驚かされた。昔は、さぞ由緒ある神社であったろうと噂しあった。{注}
                              {注}
インターネットで調べたところ、下記の正宗伝説が記されていた。
土肥会報、H23.3,1発行:「鍛冶屋」五郎神社名称の謎(原好幸著)

このコラムには、ある古老の話として、鍛冶屋は岡崎五郎正宗(いわゆる正宗)の生誕地ではないかと言う伝説(俗説?)が紹介されていた。
古は、箱根神社、五所神社と並ぶ足柄下郡の三神森と称された鬱蒼とした神域であった由。
樟の巨木はその名残り?



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