つれづれなるままに,来し方行く末の自然とのたわむれ、社会との交わりを月毎の俳句集にまとめています。
先ずは、ご笑覧いただき、ご意見、ご感想など、お聞かせ頂ければ、光栄です!

5月の写真俳句短歌集(神山駒ケ岳特集)

                                                     H25.5.29 

俳句・短歌 写真 詞書他
神山に

 硫黄湿りて

  梅雨の入り 大涌谷でケーブルカー降り、神山を目指す。
神山の
 岩に根を張る
  イワカガミ

 紅の瞳に
  和みのひかり 神山の中腹はイワカガミの群生で知られている。
うす紅の

 初夏の温もり

    イワカガミ 同上
時は今

 緑に染まる

    雲が下 白い花も緑にーー。雲も空も緑にーーー。
明智光秀の有名な「時は今 雨が下しる 皐月かな」を踏まえてーーー。
まだ咲けり

 落暉の如き

   躑躅かな 季節遅れ(?)の三つ葉躑躅が満開。
日の入り前の一瞬の輝きに似て。
神山の
 山頂に立ち
   偉業思ふ

 八十歳の
 ヒマラヤ登頂 丁度下界は、三浦雄一郎氏の偉業を称える報道。
ヒマラヤは神の山。
雨な降りそ

   箱根の神よ

   つゆ空よ 神山から降り駒ケ岳に。まだ降りは三時間弱あり。梅雨空よ何とか雨を降らさないでーー箱根神社本宮に祈願。。
左前方は「白馬の伝説」で知られる馬降石・馬乗石。
神山の
 神白馬に
  乗り笹原を

 かけ  つたへ
 翔 し伝説 に
   駒ケ岳とや 駒ケ岳山頂の笹の原から霧の漂う神山を見る。駒ケ岳の命名伝説。
神々の

   憩ふ場なりし

    夏むかし 駒ケ岳ロープウエイ駅。往年の賑いは無くーーー。
強羅発

 ビールを夢に

    山降る 神のおかげ(?)で、雨は何とか降らず、無事箱根下山鉄道に。



HPに戻る