つれづれなるままに,来し方行く末の自然とのたわむれ、社会との交わりを月毎の写真俳句短歌集にまとめています。
先ずは、ご笑覧いただき、ご意見、ご感想など、お聞かせ頂ければ、光栄です!

令和3年10月の写真俳句短歌集

句歌 写真 詞書他
村雨の
しずく玉なす
   青柿に

 故郷遠き
   友垣想ふ
柿の色づき始める頃、柔らかな秋雨の水滴が光る。

故郷の田舎の友垣を想う。

散策の
 川面の先に
    渡り鳥

 青空遠く
  吸い込まれ行く
秋も深まり、渡り鳥の季節。
来る鳥か行く鳥か?お疲れ様かお元気で?
寒空の
 続きし後の
  秋日和

 皐月長月
 戸惑い咲けり
今年の秋は、特に寒暖の繰り返しが顕著!
皐月は初夏と間違えて咲き、
(続く)
急冷に
 咲き遅れたる
    金木犀

 日和戻りて
   又香りをり (続き)
金木犀は再びの秋に香る。
ヤーコンの花

   収穫の秋

     告げる
ヤーコン:
南米、アンデス高地原産のさつま芋に似た芋。
澱粉が殆どなく、フラクトオリゴ糖を多く含む健康食品として知られる。

写真は向日葵のように見えるが、直径5センチ程度の小さい花。
秋あぢさゐ

 冷雨に白を

     貫きぬ
冷たい秋雨にも負けず、凛として白い花を咲かせている。
コロナ禍も

  丸く収めて
    うど
    独活の花
独活の花からコロナウイルスの電子顕微鏡写真が連想されるませんか?

でも、独活の大木で、丸く収めてほしいものです。
日常の

 戻りて秋萩

   見る余裕
そういえばマンションの萩も咲き出していた。
木の間より

 三日月も見ゆ

      秋の夕
これも日常を取り戻した余裕かな?
コロナ禍の

 晴れも豪雨も

      秋の空
第5波は何故か収まったが、この先、どうなるかは予測困難な秋の空?


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