つれづれなるままに,来し方行く末の自然とのたわむれ、社会との交わりを月毎の写真俳句短歌集にまとめています。
先ずは、ご笑覧いただき、ご意見、ご感想など、お聞かせ頂ければ、光栄です!

令和6年4月写真俳句短歌集

2024/3/30~4/1
亡弟の13回忌を兼ねて帰福。
芦原温泉「花の宿福寿」にて、兄弟姉妹会を実施。
今月は、この帰福を中心に纏めました。


句歌 写真 詞書他
足羽川
 土手の桜の
  咲き初むる

  雪解の水の
    水温む頃
3月尽の帰郷は、丁度、北陸の雪解水の
水温む頃、桜も目覚めの時。
懐かしき
 土手の桜に
   出逢ひけり

  亡き父母に
     弟と見し
子供の頃、よく遊んだ足羽川土手の桜並木。

花影に亡き父、母、弟の影がーーー。
花目覚む
  越路の風も
   和らぎて

  亡弟眠る
    墓に安かれ
墓参
足羽川
 水の温みに
   誘われて

  岸辺今年も
  菜花群れ咲く
桜より少し早く、河原の菜の花が満開。
音にきく
 丸岡城の
   花霞み

 浮かぶ天守を
 胸に浮かべて
芦原温泉の帰り、近くの丸岡城(別名霞が城)に立ち寄る。この城は、

”一筆啓上、火の用心,お仙泣かすな、馬肥やせ”ー

で有名な徳川家の重臣本多作左衛門(重次
仙千代(成重)親子の居城。
原発の
 他に目立たぬ
   敦賀なれ

 新幹線の
 ターミナルとは
3月敦賀延伸の北陸新幹線にて帰福。

敦賀は、昔は大陸との交易の中心の一つ。

江戸期には北前船の寄港地でも有名。
敦賀行き
  新幹線に
    感無量

 かがやき新た
   越路の春よ 新幹線延伸で、福井―東京間は近くなったが、福井―京都、大阪間はむしろ不便に

敦賀―大阪間の新幹線はどうなるやら?
また一年

 変わらず桜

     恩田川
以下恩田川の桜


やや遅ればせながら、今年も健在。
桜花

 白艶やかに

      丸々と
将に、満開の桜。

花弁が丸々と密集。
歓声の
 桜並木に
   谺して

 花の衣に
   幸せ籠る
桜の衣に幸せ宿る!


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