エアーマジック

                 オゾンとは!

 オゾンは「海岸」「山」「森林」「草原」「滝」などの大自然の周辺に存在する気体です。
   日差しの強い海岸などでは0.03〜0.06ppm、森林では0.05〜0.1ppmの濃度が観測されています。
   地上のオゾン濃度は季節により変動します。一般に夏に高く、冬に低くなります。

    

 自然界では空気中の酸素をもとに植物の光合成太陽光(紫外線)などから自然発生します。
  
     

         

 原料は空気中の酸素。通常の酸素はO2ですがO3に変化するとオゾンと呼ばれる。
   オゾン(O3)は、酸素分子(O2)に酸素原子(O)が結合した構造をしています。
   雷の中では酸素の分子に高速の電子が当たって酸素原子となり、その酸素原子が酸素分子と結合してオゾンが作られてます。

   植物の光合成による酸素分子が太陽の紫外線にあたって酸素原子になり、その酸素原子が酸素分子と結びついてオゾンが出来る。

 活性化された酸素のパワーでカビ・ウイルス・大腸菌群や有害物質を除菌・分解した後は、元の新鮮な酸素
 生まれ変わります。
   オゾン(O3)という状態で長い間存在できず、次第に酸素原子1個を放出して酸素に戻ろうとする性質があります。

                         

    オゾンから放出された酸素原子は、周囲のあらゆる物質(汚染源)と酸化反応を起こします。
                  

 低濃度のオゾンは人体に有益であるが、濃度が高くなると人体にも影響が出てきます。
   地球を取り巻くオゾン層が有害な紫外線から生物を守っていることもよく知られています。 
    汚れた空気によって起こる公害の一つで、太陽から届く紫外線を受けて光化学反応を起すと「光化学オキシダント」(主成分O
3)。

濃度 作用
 0.02ppm以下  無臭
 0.02ppm以上  多少の臭気を覚える。(特有の臭い、やがて馴れる)
 0.046ppm  アメリカ室内基準
 0.06ppm  オキシダント環境基準
 0.1ppm  労働環境基準(日本では、作業場での基準値として厚生省で定めている) 
 0.1〜0.3ppm  明らかな臭気があり、数分から数十分で鼻や喉に刺激を感ずる。
 0.23ppm  オゾン発生職場労働者に慢性気管支炎などの有症率が増加。
 0.6〜0.8ppm  1〜2時間で疲労感、頭痛。
 1〜2ppm  24時間で胸痛、せき、呼吸困難、気道抵抗の増加、肺ガス交換の低下。
 10ppm  数分で呼吸困難、肺水腫、こん睡状態になることもある。