2006/08/20(日) 【SUNDAY PICKUP】 DearS(1)
微妙に夏カゼっぽいのか喉が痛いNOeLです。ごきげんよう。
まあ、軽いからそのうち直りそうですけどね。

さてさて。
昨日もPICKUPを更新したのに今日また次のを書いてる、というのはさておき。


今回の【SUNDAY PICKUP】は DearS(1) です。

ちなみに今回とりあげるDearSは1クール作品ですが、正直1話の内容が詰まっており1回の特集ではおろそかになってしまうと思い2回に分けることにしました。
原作有りきの作品をアニメにする場合、こういったことになると思いますので、今後も1クールでも2回とか2クールでも3〜4回に分けて特集することがあると思います。ご了承下さい。
では今回は第1話〜第7話を取り上げていきましょう。




何故DearS?と思われてるかもしれません。そうですね…特に狙いはありません!
「丁度2年経過した」とか「近くのTUTAYAでVHSだったのが全巻DVDに置き換わった記念に全仮りした」とかじゃないです。
ましてや「これにもゆかりん(田村ゆかりさん)が出てるから!」なんて事は断じてありません。
ホントだよ?

さて、このDearS。今までの作品がアニメオリジナルやアニメ先行であったのに対して、これは原作付きのアニメです。
そうなると問題は「どこまでアニメ化するのか?」という問題が出てきます。
アニメは1クール予定ですが、どっかのアニメと異なりアニメとしてうまく纏めてあります。


あらすじ

一年前、宇宙人の一団を乗せた宇宙船が東京湾に漂着した。帰る術を持たない彼らは正式に日本の市民権を得て、「親愛なる友達」という意味を込めDearS(ディアーズ)”という通称を与えられる。

ディアーズが日本の言葉や習慣を学ぶため、一般家庭・教育機間へのホームステイ制度も定着していたある日、高校生の幾原武哉(いくはらたけや)は毛布に1枚くるまっただけのディアーズの少女と出会う。空腹で行き倒れた少女を仕方なくアパートに連れ帰った武哉は少女に「レン」という名前をつける。

こうして只の高校生・武哉とDearS・レンの騒がしい日々が幕を開ける…


こうしてあらすじだけ見ると、やってきた宇宙人との友情&感動ストーリーみたいに感じますけど、違いますから。
まあ、確かにそういった要素もあるんだけど基本はドタバタなラブギャグアニメです。ラブコメではないと思う。

では例のごとくOPから。



hold your hand(かまって) touch and feel(あまえて) gnaw and taste(みつめて) through the night(キスして)

OP曲はUNDER17の「ラブスレイブ」。UNDER17…アンセブのモモーイの声ってなんか好きなんですよね。
以前アキバで「Fate/hallow」の午前0時販売に、夜勤を抜け出して行ったら非売品のモモーイのボーカルミニアルバムもらいました。ゲームソングのReMIXが収録されてます。いやー、嬉しかった。

ちなみにこの作品、OP(キャプチャ左上)で画面に力士像が出てますが。どう見てもコレってJR小岩駅の栃錦像です。
後本編にでてきる電車が総武緩行線電車っぽいしね。
ただし作中では「小春駅」と表記されています。ついでに江戸川は「江槽川(えそうかわ)」となっています。
江戸川とは地名でもありますが、実際にある川の名前です。最近では東京に大停電を引き起こした原因の川と有名です。

では!はりきって本編いきまっしょい!といきたい所ですが。
その前にコレを知っておくべきだと思います。それは、

前夜祭〜はじめてなんです〜

「え?何これ?」と思われる方もいるかもしれません。このDearSは、2004年7月から放送が始まったのですが、第1週の他アニメが第1話を放送している最中、なぜか前夜祭と称して声優さんがトークしながらアニメDearSを語るという回があったのです。
私的には大歓迎!なんですけど、実際はDVDにおまけ収録されるような内容なので賛否はあったそうです。
ち・な・み・に。なんでこんな回が存在したのかというのは、後で説明します。

それでは本当に本編解説へ。


霧の中を走るトラック。その前に猫が飛び出してきたので、急ブレーキをかけて車体が斜めになってしまう。
その際、積荷の中から何かが飛び出し橋の下の川へ。カプセルの中には、


後に「レン」と呼ばれるディアーズがいた……

そして後にそのレンのご主人様になる武哉は、今日も朝から幼馴染に叩き起こされて学校へ。
学校では悪友とだべり、授業は…何かヘンな先生がいるけど…普通に受ける、ごく普通の生徒だった。

ただ、彼には一つだけ特筆すべきところがあった。それは

DearSが大嫌い

なのである。
理由はたいしたものではなく「昔みた宇宙人ホラー映画がトラウマ」というだけなんですけどね。
そんな訳で武哉は、美人でスタイル抜群のディアーズを「くだらねぇ」と毛嫌いしておりました。
世間が「完璧」とか「理想的」と褒めるので、よけにに「うさんくさい」と思っているようです。

でも誤解のないように。武哉はとても優しいのです。だからこそ


物陰で震えてうずくまる人が気になって「大丈夫か?」と声をかける。だがそれは、武哉の大嫌いなディアーズだった!

ただディアーズは日本語を知らないのか言葉が通じない。だが、お構いなしに武哉の手にキスをした後…

何の躊躇もなく唇にキスをしてきた

後に判明するのだが、これはディアーズの「認証の儀」と呼ばれる行為。
これによって彼女の中では武哉がご主人様と認識されるようになった。
だが、慌てる武哉を尻目にマイペースなディアーズは豪快な空腹音を鳴らして気絶。
それをほったらかしておくわけにもいかず、武哉は自宅に連れていき介抱してやることに。

「可愛い」と「美人」が同居しているようなルックスがディアーズの特徴

その日はレンに風呂をかしてあげて、武哉は先に就眠。
だがこれがきっかけで、彼女は武哉と同居することになってしまう。


朝起きると布団の中にディアーズが!だまされんぞ…と言いながらも服をきせてあげたり、メロンパンをあげたり、優しい武哉。

メロンパンを気に入ったのか、パクパク食べるディアーズを見て武哉は「おいしいか?」と。

極上の微笑み!

さすがの武哉も頬を赤く染めるが、「だまされない!」と言い張ってがんばります。
その後、とりあえず武哉は学校へ行き、ディアーズの彼女には「帰るように」と言っておく。
しかし当然ながら言葉も通じないから武哉が帰宅するとずっと押入れに入ってました。ビックリするわな、そりゃ。

で、ここにきてようやく名前も知らない事に気付く武哉。彼女に名前を聞くと、

「レンレンレンナグサランレンシーア・ルルンンレン・ナコラ」

……はい?えーと理解し難い。
上手く言語化できない、情報の伝達に齟齬が生じるかもしれない。でも聞いて。
そんな感じです、ハイ。

しかしながら普通の高校生の武哉がそんな呪文を言われても、名前として使えるわけもなく
「レン!お前の名前な!」
と、ディアーズの名前を「レン」と名づけました。この日から彼女は「レン」という名前になったのです。



しかし未だに意思疎通は出来ず、朝「今日こそ出て行けよ」と言う武哉に接吻をぶちかますレン。
でもって帰宅してみると、空腹で目をまわしている始末。やれやれ…と起こそうとすると、


完全に気絶しており武哉を巻き込んで倒れるレン。そこへ残り物だとおかずを持ってくる幼馴染の寧々子。お約束ぅ〜

当然烈火のごとく質問&詰問が始まる。そして当然空気を読むつもりの無いレンは

嬉々とカリもふ中。お前はシャナか、コメットさんか。

その後、寧々子の目の前でレンが力を使ったのをみてディアーズだと気付き一応誤解は解ける。
そして「ィアーズが最も優れているのは言語能力だ」と初歩の言語教材を武哉に渡す。
その夜。武哉が寝静まっている部屋で、レンは一人で何かをやっていた。

ディアーズの能力で言語を一晩にして習得するレン

そして、朝。目覚ましに手を伸ばす武哉に声をかける者が「おはよう、武哉。今日も学校へいくのか?」
何で土曜日に学校…と言った所で、驚いて起きると。そこにはレンが笑って座っていた。

「おはよう、ご主人様

ちなみにこの後、寧々子と三人でレンの服を買いにいきます。
ただ…その時の集合場所で「一時に栃錦の前」ってはっきり名前言ってるだよね。これっていいんかな。まあ、いいか。
レンの服を買う場所はイトーヨーカドー小岩店

なんで俺が…と文句を言う武哉に寧々子は「保護者だから」と言う。しかしレンはそれは違うといい、

「武哉はレンのご主人様だ」

以降、何かある度に「ご主人様」発言を繰り返すことになる。おかげで

「うほぉぉー!ご主人様ですって!?ご主人様ですてぇ!?」

色んな意味でダメな担任教師蜜香先生にもご主人様発言を聞かれてしまう。
ちなみにこの先生、あまりにヘンすぎるのでここでは説明できません。説明すると18禁ページみたいになります。

尚、その夜帰宅時にレンはハッキリと武哉と寧々子に言います。

「武哉はレンのご主人様だ。そして…」

「レンは武哉の奴隷だ」

言っちゃったーっ。

そんな破嵐万丈…じゃない、波乱万丈な出来事と同時時刻。武哉の通う小春高校では、留学生として転入してくるミゥと、ディアーズの各種窓口(別名雑用係り)のキィが校長室で歓談していた。
しかし親愛の使者ディアーズの来校を歓迎する校長に対して、キィは浮かない表情でつぶやく。

「いえ…僕たちディアーズは…只の、奴隷に過ぎませんから…」

そんな訳で、やっとミゥも登場です。
いやー、レン(CV清水愛)、ミゥ(CV仲原麻衣)、蜜香先生(CV井上喜久子)と、どっかで見たような布陣です。
しかもレンが緑の髪の毛、ミゥが赤い髪の毛!こっ…これは!
もしや、どっちかが肉親で双子なのか!?って、それは違うアニメ


「今日からこちらでお世話になる、シーアノスタルレンナグレグユグ・タナスト・ァウセーム・ルキ・ミゥですわ」

相変わらずなげえよ。
ちなみにミゥのホームステイ先はご老人夫婦の家。お手伝いを兼ねて派遣されたようだが、ご夫婦にとってミゥは新しく出来た孫同然。お手伝いとかではなく、大切な「家族」として迎えました。もっとも、ミゥがそれに気付くのはもう少し先です。
そうそう。このミゥって子。すんごくいい子ですよ。

一方その頃、一足お先に妙ななじみ方をしてホームステイしちゃってるディアーズは…

「ここはレンに与えられたスペースだっ」

押入れを誇らしげに占拠。寧々子の視線が冷たく武哉に突き刺さる。
そして武哉はまた誤解を解く説明をするのだった。

だがーそんな日常もーついにー急展開をーむかえるのだったー(棒読み)
ディアーズ本部から、レンを捕獲するように命を受けたディアーズがやってきたのだった。

「ニァはあなたを捕まえに来たですに〜」

すまん。全然緊迫しないし話も展開しそうにないんだが。ゆかりんなのにー。
ただレンはニァの行動にまったく興味がなく、そそくさと(メロンパンを届けに)学校へ。ニァはレンが落としたメロンパンを食べると満足して帰ってしまいました。

そして昼休みの学校へレンは着てしまう。エプロン装備でメロンパンを持って。
幸い(不幸?)のも蜜香先生に出くわし、武哉の教室へまっすぐ来ることに。
そしてついに皆にレンの存在がバレたうえに、武哉の部屋で預かっているとの話にまで。

「同棲ねぇ〜っ」

先生、メチャ嬉しそう。
その後、結局レンは留学生として小春高校の生徒に。
帰宅時の商店街ではディアーズ珍しさに人だかりに埋もれるものの、武哉が「走れ」と命令して抜け出す。
そのまま日が暮れるまで武哉を手に走り続けて(飛び続けて)ようやく帰宅。
なぜか嬉しそうなレンに「何ニヤニヤしてんだ!?」と聞く武哉に、


「レンは嬉しい。久しぶりに武哉に命令してもらえた……ずっと、待っていた」

屈託の無い笑顔でそう返答した。
その夜、なにやらつぶやいて武哉の布団にもぐってくるレン。しかし、何もせずに寝てしまう。
しかたなく武哉はレンの代わりに押入れで寝ることにすすものの、先ほどのレンの様子が気になる。
「……何だったんだ、今の……」

翌日からレンは武哉のクラスメイトとなった。
クラスはおろか学校中がレンの話題でもちきりに。
だが、今日はもう一つ…いや、本来ならこちらがメインとなる出来事が用意されていた。

そう。ミゥの留学初日だったのです。

まさか(ミゥから見れば)正体不明のディアーズが、自分にとってかわるように留学しており、そのおかげで「ニセモノ」呼ばわりされることになるとは予想外。
怒鳴り込む勢いでレンと校長に文句を言うミゥ。
とりあえずレンに名前を聞くミゥだが、「レンの名前は『レン』だ」との返事。


「ふざけないで下さい!人をバカにするにも程がありますわ!」その様子をみて寧々子が「レンとはディアーズ語で何を意味するのだ?」

「レンというのは……『無い』……という意味ですわ」

その後一度は「どっちが残るか決闘ですわ」という話になったが、結局二人とも残る事に。
そんなこんなでレンは無事残ることに。
おまけに学校が正式に手続きをしてしまったため、ディアーズ本部もうかつに手をだせない状態に。

そんなこととは関係なく、今日もレンと武哉のドタバタな日々は続く。
いつのまにか順応している自分に気付きながらも、まあいいかと思う武哉。

だがちょっとしたいざこざの中、通りかかったミゥが「ご主人様への配慮もできないようでは…」というような発言をする。
それを聞いて武哉はまた疑問に思う。「ミゥのヤツまで、『ご主人様』って…なんなんだ?」

ついには食堂でミゥからご主人様としてきちんと奴隷のレンを調教して下さい!」との言葉を受ける。
だが、当然武哉には何のことだか判らない。
「レンもお前も何の話してんだ」と聞き返す。


「幾原様…ひょっとしてレンさんから何も聞いてませんの?…それなのに…認証の儀を…?」

ミゥは事態の重さに気付き「これは報告の必要が…」とつぶやく。
訳のわからない武哉はミゥに説明を求める。ミゥによれば、レンは武哉の奴隷であり、好きなように扱う権利がある、と。
でもって放課後。


「ようし、放課後だ!下校だ下校!」「下校だ、下校だ!」「パンツ取られる前に」「パンツ取られる前に」

……むやみにセリフを文字起しするもんじゃないなと実感。なんだよ、パンツって。
この後教室を出ようとしたところで、ミゥが来て「レンさんは掃除当番ですわよ!」と足止めしてしまう。
最も、根は良い子のミゥは結局レンを監督するという名目の下、隣のクラスの掃除を手伝ってしまう。しかも楽しそうに。

その夜、ミゥはディアーズ本部のブラックシープのキィへレンの事を報告する。
そして「おそらく再調教になる」と聞かされ少し可哀想と感じるミゥ。


「ただ…ご主人様を見つけられた事は…ほんの少し、羨ましいですわ…」

武哉は日々疑問に思っていた「ご主人様」とか「奴隷」についてレンに質問をする。
しかし、レンは旨く返答できない。もういいやと武哉は寝ることにしたが、その夜中。
武哉の布団にレンが忍び込んでくる。そして武哉を見ながらハッキリと言う。


「武哉はレンのご主人様だ。…だから…武哉のしたい事なら…レンは…何でも…」

結局武哉の貞操(?)は守られるのだが、レンはどうやら他のディアーズから見ると異端らしい。
そんなレンを気にするミゥは、ホームステイ先の老夫婦に甘えてしまっている状態が性格的に耐えられないのか「要求不満ですわ!」状態。
その二つの問題を一度に解決する方法をミゥは模索。そして遂に見つけた。それは、


「レンさんがディアーズとして幾原さまに真っ当に御奉仕できるまで!手取り!足取り!腰取り!わたくしが徹底的に教育致します」

そんな必要ない!という武哉だが、今回はミゥも引き下がるわけにはいきません。
ディアーズのなんたるかを教えてさしあげますわ!とレン宅=武哉宅へ行って、レンへ料理を教えます。
何だかんだといいながらも、懇切丁寧に世話をするミゥ。
ザルをかぶってるレンに「そんなものかぶってると背が伸びなくなるわよ」とか「郷に入ればゴウヤチャンプル」か、役に立つのかたたないのかわかんない助言をしながらも料理を進めます。

しかし、ミゥの口からは意味深な言葉が。


「さあ、頑張らないと…大切なものを大切に出来るうちは。失ってからでは…遅いですから」

そんなミゥをレンも心配気に見つめる。
だが気丈なミゥはそれ以上それについて語ろうとはしなかった。
そして夕飯が出来上がり(レンは見てただけ)あとは武哉の帰宅を待つだけなのだが、ミゥが「この部屋は装飾がなってない」と言い出して、リフォームすることに勝手に決定。


「こうすれば武哉がくつろげる空間になると、ミゥが。武哉…くつろいだか?」「くつろげるかぁぁぁ〜〜〜ぃっ!」

その張本人のミゥはホームステイ先へ帰宅してお風呂でくつろいでます。

風呂入るときのミゥの髪の謎が解明!つーか、すげえ光景だな

今日は良い事をしたと満足なミゥ。だが、老夫婦には未だに何もさせてもらってないことを気にかける。
両手ですくった水に悲しげな顔が映りそこに水滴が落ちる。これは髪に付いた水滴なのか、それとも…。

武哉は早々に部屋を元に戻して、物騒(?)な壁紙やら何やらをゴミとして捨てにきてた。
丁度そこに寧々子が通りかかるのだが、「まだ来てないのか?」と。何のことだ?と思った矢先に、一陣の風!
そして……

「お兄ちゃん、みっけ〜っ!」

妹の菜月がやってきた!
この見るからにパワフルな妹(CVもパワフルな新谷良子さん)は、ディアーズ受入国の日本にすまないとね!と帰国してきたらしい。だからそばにいたレンがディアーズと気付くと大感激!

その夜は大人数であることを考慮して、寧々子の家にて寝ることになる。
皆で布団を敷いて寝ている時、武哉は昔を思い出していた。
父が再婚相手の母を連れてきた時。初めて菜月に会った時を。

その時、レンが話しかけてきた。
「ミゥが言っていた。レンは奴隷失格だと。武哉、レンは奴隷失格なのか?」
そんな事知るか!と背を向ける武哉。だが、根は優しい武哉は言葉を続ける。

「…ミゥはミゥで、レンはレンだ。お前はお前のまんまで俺はいいと思うぞ」

「おやすみ、武哉」

翌日、菜月も含めた四人でディアーズ本部であるUFOを見に来た武哉たち。
そこで初めてUFOを見ながら、武哉と寧々子は思ってることを口にする。

「結局、何なんだろうな……ディアーズって」

その後遊園地へいったりして、武哉は家族サービスをする休日を過ごす。
そして帰宅するも、今日は菜月が武哉の部屋で寝たいと言い出し、部屋まで来ることに。

だが、部屋に入ってもレンがいることに疑問をもつ菜月。彼女なの?と聞くとお約束の返事が。

「彼女ではない。レンは武哉の奴隷だ。武哉はレンのご主人様だ」

おかげで菜月はキレてしまい、レンに出てけ!と言い渡す。武哉は「それは言いすぎだ」とたしなめると「じゃあ菜月に出て行けっていうの?」と言い返される始末。
結局武哉は自分の部屋であるにも関わらず、毛布1枚でドアの外で寝ることに。

そして学校までおしかけた菜月だが、母親の晴海には(技でも何でも)かなわずにおとなしくなる。
どうやら晴海は仕事ついでに家出娘の菜月を捕まえにきたようだ。
しかしもう時間がないのか、そのまま晴海は菜月を連れて空港へ。
菜月も「色々とごめんね」とレンに誤り「よくわからないけど、レンはなっちゃんを許す」と。
空港で立ち去る二人を見ながら、レンはつぶやく。

「家族……愛し合う関係……」


その日の夕方。
学校を休んでいたミゥは、縁側でキィと話をしていた。
そして、ミゥは静かに言った。

「わたくし……小春高校を退学しようと思いますの……」



さあ。今回のDearS(1)はここまでです。
正直2年間ではどうかな?とも思ったのですが、いやーずいぶん懐かしく感じてしまいます。

次回はいよいよディアーズの存在意義やレンの今後が決まる後半です。話数は第8話〜第13話です。
ここで「あれ?」って思った人いますか?。ひょっとして、DearSは全12話だと思ってる人。

確かにTVオンエアは全12話でした。しかし、思い出して下さい。何故前夜祭なんてものが放送されたのか。
実はDearSにはオンエアされなかった本当の第10話が存在するのです。
要するに、オンエアされた第10話以降は全て話数は+1されて、10→11、11→12、12→13なのです。

なぜオンエアされなかったのか?それは……多分、舞台がスパ(温泉施設)なので裸が多すぎてNGになったのでは?と思います。これはDVDのみに収録されたお話になっております。
ただ……裸でマズイんだったらいまのいぬかみっ!の方がよほどダメなんじゃないかと。男裸体多すぎ…。


では本日の【SUNDAY PICKUP】はここまで。次回はDearS(2)です。では、ごきげんよう。