SecretStory

　父と「オーズ・電王・オールライダー　レッツゴー仮面ライダー」を観に行きました。

　以下、感想です。完全にネタバレですのでご注意ください。

「オールライダーブレイク」が素晴らしかったです。戦闘シーンのラスト、すべての仮面ライダーがバイクに乗って空を飛び、空中で「40」のフォーメーションを組んで特攻するのです。このシーン、ポスターでほしい。

　戦いが終わり、最後にささきいさおが登場します。
　ささきいさおは最後の戦闘シーンが始まる直前にも登場したのですが、このシーンだけのスペシャルゲストかと思っていたら、物語の重要な鍵を握る人物でした。
　40年前の「少年仮面ライダー隊」の一員であり（正確には少し違いますが）、現代に復活した「少年仮面ライダー隊」のリーダーの父親だったのです。

「少年仮面ライダー隊」は、視聴者の子供たちに感情移入させるために作られたキャラクターなのでしょう。その一員が、大人になって、父親になって、40年間ずっと仮面ライダーと生きてきて、息子も少年仮面ライダー隊になって……。
　40年の時を越えて、感情移入するキャラクターがあのささきいさおとなったわけですね。

　私が「40年間を仮面ライダーと生きてきた」キャラクターへ感情移入するにはまだ早く、かと言って、現代の「少年仮面ライダー隊」へ感情移入するには遅すぎる気がする……。やはり、私が感情移入できるのは彼らしかいません。
　最後の戦闘シーンが始まる直前に登場する群衆です。
　拾ったオーズドライバーを映司に向かって投げたものの、あさっての方向へ飛ばしてしまうおばさん。　……は、大役すぎるので、次々に登場するヒーローを見て、笑顔でシュプレヒコールしちゃう群衆。それが私。