SecretStory

　MASCHERAが「限定復活」するそうです。

　MASCHERAは初めて好きになったバンドであり、HIROさんに憧れてベースを始めたのです。なので、MASCHERAには非常に強い想い入れを抱いています。
　なのに、あれ？　ただただうれしい気持ちが、まだわき上がってこない。どうして。
　でも、2012年1月7日のライヴへ行きたい。
　自分でもよく解らないです。きっと、これが複雑な「ファン心理」なのでしょう。

　本日2011年7月20日、「先行予約エントリー」の抽選結果の日。
「オフィシャルサイトにてチケットエントリーいただいた方の中から抽選で30名様をLIVE終了後、バックステージへご招待いたします。」
　とのこと。たしか、渋谷O-WESTのキャパシティは500〜550人くらいだったかな。「先行予約エントリー」で300枚発券されるとしたら、10人に1人の確率。　……わわわ、ひょっとして当選したりして。ええ、お得意の空想が広がっていますよ。

　当日は、やはり上手側へ行きたい（MASCHERAは、ギタリストが下手側で、ベーシストが上手側です）。憧れのHIROさんと、HIROさんのベースを、じーっと見つめたいのです。3〜4巻きについて、しーっかりチェックする！！
　開演して、ステージに登場した瞬間、興奮のあまり、私は涙や鼻血を流しているかもしれない。今、その瞬間を想像しただけで、かなり興奮していますからね。「float」と「ラストフォトグラフ」は必ず聴きたいな。

　ライヴが終わると、バックステージですね。おそらく、終演後に一ヶ所に集められ、スタッフさんの引率で楽屋へ入っていくのでしょう。メンバーでもスタッフでも関係者でも身内でもないのに、そんな聖域へ進入してしまうなんて……。と背徳感を覚えつつも、へー、楽屋ってこうなっているのか！　ときょろきょろしながら興奮する私。きっと、機材が置いてあったり、ポールハンガーに着替えがかけてあったり、壁際にはずらーっとドレッサーが並んでいて、ダイエースプレーが置いてあったりするに違いない。壁は一面サインだらけ。「おれ、もっとビックになる」、「スターになって帰ってくるぜ」というコメントつきのサインもあったりして。
　そして、MASCHERAのみなさんが登場する。色めきたつ30名。多分、握手とかしてくださるのでしょう。私のことですから、きっと顔なんて見ることができない。HIROさんと握手して、「ほう……、これがベーシストの手……、HIROさんの手……」と思いながら涙を流し……。

　と、ここまで空想しましたが、「先行予約エントリー」の抽選は、見事落選しました。どうもありがとうございました。

　今回の日記を書いていて気づいたのですが、私はMASCHERA以上に、HIROさんへの想い入れが強いのかもしれませんね。HIROさんはMASCHERAの解散から2007年ごろまでバンド活動をなさっていたのですから、ライヴへ行けるチャンスは何度もあったのに。
　あったのに。
　後悔したって仕方がないけれど。

　……ああっ！　待って。
「オフィシャルサイトにてチケットエントリーいただいた方の中から抽選で30名様をLIVE終了後、バックステージへご招待いたします。」
　これって……。
「先行予約エントリー」の抽選に当選した人のみ、とは書いていないですよね。これは、もしや……！　（以下、再び空想が始まる。）