「扉の向こうの青い空」第1章を終えて

 

連載開始以来、突っ走ってきた「扉の向こうの青い空」が無事第1章を終えました。
皆さんの応援のおかげです。ありがとうございました。

ここで、作品を書いてきての感想などをちょっと書いてみたいと思います。
が、勿論。
「私は、作品が読みたいのであって、月子が何を考えてるかなんてどうでもいい。」とおっしゃる方も居るでしょう。
ですので、こういう別のページに隠してみました。
読みたくないと言う方は、このままバックを…。

 

甘く。甘く。と言い続け、まったく甘くはならなかった第1章ですが。
すみません。詐欺ですな。
エエと、私がこの小説を書くに当たって、一番気をつけたのは『原作の世界』でした。
言葉にすると偉そう?ですが、たとえば私が作った世界へトリップしたってなんにも面白くないでしょ?
『鋼の錬金術師』の世界へトリップしたからチヒロがいちいちカルチャーショックを受けたわけで…。
なので、原作に出てこない部分については物凄く悩みました。
列車の運行はどうなっているのか?
列車で『乗客名簿』があるってどういうシステムになってるのだろう?
トイレは?洗濯機はあるの?冷蔵庫は?ガスと電気は?
疑問に思うたびに原作を開くものの…。
つい読みふけってしまい、結局よく分からずじまい。(ダメじゃん)
なので、実はいい加減に誤魔化してしまった部分もあるんですが…。へへ。
一応、炭鉱があるのだから石炭がメインだろう。けど、電話がある以上電気も使われているに違いない。
ヒューズ氏の家にかまどがあるようにも石釜があるようにも見えないので、ガスも一応あるということで。
アニメを見るとさらに混乱するので、そちらは考えない方向で…。
…と、いう感じで。この『青い空』の世界を作りました。

さて、次はチヒロについて。
他のサイト様で、幾つかのトリップ小説を見ました。
その中で、ヒロインさんたちは美しく活躍されておりました。もう、惚れ惚れいたしました。
けど、その中で何時も感じる違和感は、…『私にはムリ』でした。
今の日本で普通に暮らしている女の子が、あの世界へ行ってお役に立つもんなんでしょうか?
勿論こちらで、武道などを習っていたとか言う設定なら分かります。
けど、軍事国家で軍人に大抜擢されるほどの腕ってどんななのでしょう?
又、いざやってみたら錬金術が凄かった。と言うこともあるでしょう。
けど、私が書く以上、主人公の持つ科学の知識は私を超えることはないわけで…。
叶えられない話を書くからこその『夢小説』でもあるのでしょうけど。
私程度の文才で、そんな本当に夢のような話を書いてしまったら…。
きっと嘘臭さの余り読むに耐えない酷いものになったと思います。
チヒロはな〜んにも出来ません。
彼女に出来るのはこちらの科学を伝えることだけです。
核兵器やその他の爆弾、武器。構造は分からなくても、こういうものだと説明したら作られてしまいそうです。
けど、それをしたくない。…そうすると、出来ることが無くなってしまいます。
そんな、何の役にも立たない。むしろ足手まといにもなりかねない女の子。
美人なわけでもない。頭が良いわけでもない。
そんな子があちらの世界へ行ったらどうなるのか?
行きたくて行ったわけでもない世界で、どう生きていくのか?
そして、どこに自分の存在価値を見出していくのか?
そしてそして、彼女が行ったことで、あの世界は。あの世界に生きる人は何か変わっていくのか?
…多分(←いい加減!)、そんな話になっていくと思います。

第1章は、チヒロの生活基盤が整うまで…という感じでしたが。
第2章は、イーストシティでの1年と言う感じですね。
まだはっきりとは決めていませんが、スカーの事件の前で切るか後で切るか…といった感じです。
第3章は、セントラルへの移動の前後。ハボックにはあれこれ事件がありましたからね。そのあたり。
その後は原作次第ということで。
一応二人の結末は考えてあるのですがなるべく原作沿いに…と続けてきた話なので余り創作はしたくないと思っています。
せめて3章を書いているうちに、原作で今後の展望が分かると良いのですが…。
ハボック完全復活を遂げることを祈りつつ!

連載中、沢山の方からアンケートのコメントや掲示板への書き込みをいただき、大変に励まされました。
本当に、本当に。ありがとうございます!
サイト開始してまだ4ヶ月にもならない月子には過分な待遇だと恐縮しています。
これからも、ヨロシクお願いします!皆様!
今後も、作品の感想(面白かっただけじゃなくても良いですよ。ここはちょっと気に入らない。でもOKです)。
キャラについてのあれこれ。
あってはならないけどきっとある誤字脱字を見つけた方。
小説とは全く関係ないけど、ちょっと誰かに読んで貰いたかった。とか言うもの。
今日、面白いことがあった。困ったことがあった。頭にきたことがあった。
もう、もう、もう。何でも良いので、コメントや掲示板へお気軽にどうぞ。
私自身も掲示板で日記ともつかない日記を書いているので、頻繁に見ます。
ですからお返事も翌日か翌々日には書けると思いますしね。

 

では、長々とお付き合いくださってありがとうございます。
これからも、月子と当サイトと『扉の向こうの青い空』とチヒロをよろしくお願いします。
(05、11、28:月子)