色気も何にもあったもんじゃないので、あまり期待せずにお読みください。※
おまけ
「?」
土方のベストの胸のあたりが不自然に盛り上がっているのに気がついた。
そっと中のものを取り出してみれば、それは俺がリクエストした土産物。
箱はすっかり潰れているし、元は白っぽかったのだろう包み紙のいたるところに血が飛び散っていた。
「…さすがに、食えねえな。」
小さく苦笑する土方。
「馬鹿言え、俺は食べるよ。土方のぬくもりがこもった八つ橋じゃないか。」
「……は、馬鹿。」
呆れたように笑う土方を見て。生きて帰ってきてくれたことを実感した。
20081101UP