メリー・クリスマスを言おう 後

 リアーナと初めて会ったのは、彼女がまだ西方司令部にいた頃で、エドワードは国家錬金術師になりたてだった。

 元々、西部はよそ者に冷たい土地柄で有名だ。案の定エドワードもアルフォンスも冷遇されたが、その中で優しく接してくれたのがこのリアーナ・トウエンとその上司ミリアム・ゴードンの二人だった。

 寒い時期だったこともあり、暖かくて美味しい紅茶を出してもらったときは不覚にも泣きそうな位にほっとしたのに…。

あの時の一言はエドワードの中でトラウマとなっている。

「来てたんだ?」

「ああ、今朝の汽車で。」

「…で?何で、司令部へ向かわずにこんなところで溜め息ついてるの?」

「うっ。べっ別に!」

「あー。そうよねぇ。クリスマスだものねー。手ぶらって訳にもねー。」

 揶揄するように言われる。

「うっ。」

「どこもかしこもクリスマスセールだしねー。目移りしちゃうわよねー。

花束はキザすぎるし、食べ物は子供っぽいし、アクセサリーは狙いすぎ。服はサイズが分からないし、まさか大人の女性相手におもちゃって訳にもいかないし。インテリア類はセンスが問われるから、尚難しいし…。」

 朝から散々悩んだ内容をずばりと言い当てられエドワードは言葉も出ない。

「しょうがないな。これ、あげる。」

「サボテン?」

「そ、私もさっき貰ったんだけどね。」

「…って、横流しかよ。」

「ふふ。けど、案外良いと思うわよ?花束はすぐにかれちゃうし、ドライフラワーは好き嫌い分かれるし。」

「今の時期ならポインセチアとかじゃねえの?」

「ありきたりじゃない。それにさ、毎日水をあげなきゃいけないとか、小まめに手入れをしないと枯れる…なんていうものより、サボテン位の方が良くない?」

 旅の途中の自分たち、傍にいたいと思ったって、それは適わない。

 ずっと好きな人を想っていたいけど、それじゃ淋しすぎるから。時々ふっと思い出すくらいが、思い出してくれるくらいが丁度良い。

「今、ほとんど水遣りの必要がないのもあるらしいけど、それじゃさすがに味気ないしね。」

 しみじみと言う表情は大人の女性のもの。

 憧れなんていうと自分が子供みたいでいやだけど、認めたくはないがきっとこの人が初恋の人。

 出された紅茶を飲んでほっとして。そんな様子を傍で優しく微笑んで見ていたリアーナが、瞳を煌かせて顔を寄せてきた。

「良いな、エドワード君。お肌すべすべね。……食べちゃいたいわぁ。」

「!!!」

「わ。兄さん!?」

 椅子から転げ落ちた自分。慌てて起してくれるアルフォンス。そして、当のリアーナはトレーの向こうで肩を震わせて笑っていた。

「こらこら、トウエン准尉。いたいけな青少年をからかうもんじゃないわ。」

 笑いをこらえたゴードン大尉に呆れられていたっけ。

 けど、あの後。確実に、西方司令部内での当たりが柔らかくなったように思うし…。

 昔から適わないんだよなー、この人には。ついうっかり、サボテンも受け取ってしまう。

「さっき受け付けに電話したら居たわよ。」

「ああ、サンキュ。……って、何で知って!?」

 誰にも、アルフォンスにすら今の想い人を言っていないのに!

「分かるわよー。……好きって言っちゃえば良いのに。」

 7歳も年上の相手にか。

「案外、言ってくれるの待ってるかもよ?」

「んな訳ねーだろ。」

「ま、良いけどさー。人の恋路だし〜。」

 エドワードたちがやろうとしていることを知っているからこそ、引いてくれるのだろう。

「じゃ、ね。」

 立ち上がったリアーナを引き止める。

「昼飯、奢る。」

「え?いいわよ。それより早く会いに行ったら?」

 そりゃあ、たまにしか会えないから。本当なら1分1秒でも早く好きな人に会いたいけど、何となく元気がない感じのこの人もほっとけないし。

 受け取ったサボテンを少し持ち上げて、『等価交換だ』といったらふふっと笑った。

「そうね。一人でランチもつまらないし。未来の良い男に奢られちゃおっかな。」

 

 

 ふわふわとした気分で街を歩く。

 少し遅めの昼食は思いもかけずに楽しいものとなった。

エドワードは食事中に旅先での楽しい話を沢山聞かせてくれた。本当は楽しいばかりの旅では無いはずなのに…。

「気を使わせちゃったかな…?」

 けど、元気をもらえたと思う。もう少し頑張ろうかな、そんな気になる。

 あれは将来、絶対良い男になる。受付の友人に『早くゲットしてしまえ!』とエールを送る。

 やっと街をゆっくり眺める余裕が出来て、綺麗なディスプレイに足を止めてみたり、雑貨を手にとって見たり、暫く楽しむ。

「あ、あのセーター、ジャンに似合いそう。」

 そう思って苦笑する。さっきから目に入るものが全てハボックへと向かっている。

 こんなふうに一人で街を歩いていると、片思いだった頃を思い出す。

約束なんて出来ないから、たまに休みが重なる時は街へ出た。

どこかで偶然会えないだろうか…そんな期待を胸に抱いて。

 ハボックを見つけた。と思ったら彼女とデート中でへこんだことも1度や2度じゃない。

 思い出したら切なくなった。あの頃に戻ったように胸がふさぐ。

 遅くても明日には『疲れたー』『お前いなくて大変だった』って笑うハボックと会えるだろうに。

 今回の騒動で、ハボックはずっと冷静だった。

『気にするな』『別れる必要なんて無い』って言ってくれたけど、もしかして別れる事になっても…そんなに辛くないから平気なのかな…。

 ずっと片思いしていたのはリアーナの方だし、ダメになったら結構あっさり次へ移れるものなのかな…。

 ハボックはとても大切にしてくれるけど、それは以前付き合っていた他の女性たちに対しても同じことで…。付き合っているときは何時でも真剣だった。

 別れたら又、2・3日荒れて、次の彼女を探すんだろう。

同じ職場だから多少の気まずさはあるかも知れないけれど、元々同僚として接していた時間の方が長いんだし…、すぐに元に戻ってしまうに違いない。

 何で、あの時冗談でもあんなこと言ってしまったのだろう。別れたくなんてないんだから、たとえ冗談でも『別れる』なんて言っちゃいけなかったんだ。

 勘違いで広められてしまったけど、全ての責任は自分にあるように思う。

 馬鹿だなあ、私。…泣いてしまいそうだ。

 街中に楽しく流れるクリスマスソング。今日聞いた曲、全部嫌いになるかも、私。

と、その時。

「おじょーさん。何て顔してんのさ。俺と楽しく飲みに行こうよ。」

 

 

 マスタングに無理やり休みを取らされた形のリアーナだが、実際には大忙しのため廻らないのが現状で。急遽出勤してもらうことにし、ホークアイが何度か自宅に連絡を入れているのだが、全く繋がらない。

 今朝になって担当が変えられ、本部付けになったハボック。一日テント内のマスタングの護衛に付くことになっていた。

 もしも、もしもだけど。リアーナがハボックに会おうと街に出ているのなら驚いているだろう。昨日の打ち合わせとは全く警備体制が違うのだから。

そして、最後までマスタングの居る本部には近寄らないだろう。恐らくはそれを見越しての嫌がらせだ。

「大佐!ここかよ!」

 そこへ元気に飛び込んできたのはエドワード・エルリック。

「指令室へ行ったら、誰もいねーし。報告書だけでも誰かに渡して置いてこようかと思ったら『大佐本人に直接お渡し下さい』とか言われるし!」

 マスタングと喧嘩をしたり、報告書を投げつけたりと一気にテント内がにぎやかになる。

「あ、それよりさ、今日って忙しいんじゃねえ?トウエン少尉、休みって言ってたけど。」

「会ったの?」

「ああ、さっき。…一緒に昼飯食ったけど。」

「どこかへ行くとか、どの辺をまわるとか言っていなかった?」

「いや、別に。」

 ホークアイに畳み掛けるように問われて、口ごもる。

「何?呼び出すの?」

「出来れば。」

「…あんな服。そのままじゃ、仕事できねーんじゃねーのかな…。」

 黒いコートにピンクのワンピースにヒールの高いパンプスに…。

 思いのほか良く見ていたらしいエドワードの言う服装は、リアーナが結構気合を入れておしゃれをしたときの服装で…。

 んな可愛いかっこで一人で出歩いて大丈夫だろうか、とハボックは心の中で心配する。

「いや、良く見ているね。君は。」

「〜〜〜っ。だって、目の前で座って食事してんだぜ。目に入るだろう、普通に!」

 それでも微妙に赤面している。

「それで、食事をしたのはどこのお店かしら?」

「えーと、確か中央通りから1本奥に入ったところで…。」

 ホークアイに乞われ、地図で指し示す。

「ここね。」

「…で、店を出てこっちのほうへ歩いて行った。」

「分かったわ。ありがとう。…そちらの担当の人間にトウエン少尉を見かけたら声をかけるように言って。目印は黒いコートよ。」

「はい。分かりました。」

 伝令役の隊員が駆けていく。

 複雑な表情でタバコをふかしつつ見守るハボックに、エドワードが近付いた。

「ハボック少尉。トウエン少尉、何かあったのか?」

 数ヶ月に一度しか立ち寄らないエドワード。二人が付き合い始めたことには気が付いていない様子だが、少なくても一番仲がよい同僚がハボックであることは知っているので聞いてきたのだろう。

「…何でだ?」

「なんか。…元気が無いみたいだったから…。」

 声を潜めて言ったエドワード。けど本部内では妙に響いた。

「大佐ぁ。ですから、やりすぎですって。」

 ブレダが苦々しく言った。ファルマンやフュリーからも冷たい視線を送られる。

「な、なんだね。君たち。」

「何かあったのか?やっぱ?」

「ああ、ちょっと大佐におもちゃにされてな。」

「…相っ変わらず、はた迷惑な奴だな。」

「大佐。とにかく分担を決めなおしますから。良いですね。」

 ホークアイに強く言われて、マスタングは肩をすくめた。

 もう夕暮れが近い。街はこれから活気付く時間だ。当然トラブルも多くなる。

リアーナが居ない今。ハボックまで本部付にしていたら、本当に人が足りないのだ。

 ハボックにはリアーナが向かったと思われる地域があてがわれた。

「ハボック少尉。とにかくトウエン少尉を見つけて。彼女の分の仕事はこちらで何とかするけど、それよりも彼女自身が心配だわ。」

「分かりました。」

 元気がない様子だったというリアーナ。今頃はどんな気分で街を歩いているのだろうか。

 

 

 ムカムカムカムカムカムカ。

リアーナは怒っていた。

 何なの!さっきの男は!あれでもホストクラブの客引きなの!

 散々、振られたの?とか俺と飲んで憂さ晴らしをしょう!などと誘われた。

 私はまだ振られていないし、だから憂さ晴らしも必要ない!

虚しくなるのを承知で心の中で叫んだ。

 リアーナの何を気に入ったのか、途中から店は関係なく俺と付き合おうの何のとしつこくて、かなりの時間を無駄にした。

 薄暗くなりつつある街を歩いていると何やら虚しい気持ちになってきた。

 …もう、帰ろうかな…。

 ハボックの言うとおり、会えなかったからといって別れる必要はないのだし。

 マスタングからは多少からかいを込めた嫌味を言われるかもしれないけど、元が勘違いから始まったことなのだ。直接『クリスマスに会えなければ別れるんだって?』といわれた訳でもないし。

 『忙しいときに、お休みをありがとう御座いました』と笑っておけばいいのだ。

 何か、もう疲れたし。歩きすぎたせいだろうか?頭がぼ〜っとする。

作るの面倒臭いから、夕食は買って帰ろう。それにはどの道から帰れば良いかな…。

 ふと、あたりを見回したリアーナ。治安の悪い地域に足を踏み入れていたことにいまさらながら気付く。…いけない!慌てて、くるりとUターンをした。…と、

「きゃ……んん!!?」

口をふさがれ、手足を拘束される。反撃する間もなく、体がどこかへ運ばれていった。

 

 

 …?ふと、振り返ったハボック。リアーナの声が聞こえた気がしたのだけど…。

「トウエン少尉、どちらへ行ったんでしょうね。」

「もう、夕方ですし。家へお帰りになっていると良いんですけど。」

 ハボックと一緒にリアーナを探している部下が気遣うように声をかけてくる。

 そんな声に生返事を返して。

「この先には行ってませんよね。」

 スラム街ほどではないが、治安が良いとは言えない地域に入る。

「一応、見てみるか。どのみち担当地区内だからな。」

 夜になる前に一度見ておいた方が良いかもしれない。そう言うハボックにそうですね。と部下が頷き、道を曲がった。

何しろ急遽変更ばかりが続いているので、下調べなどほとんど出来ていないのが現状だ。

 …と人が争う声が聞こえてくる。押し殺してはいるけれど、中には女性もいるようで…。

「ハボック少尉!」

「ああ、行ってみよう。」

 そっと、音を立てないように声に近付く。

「…やめっ……!」

…これはっ!リアーナの声!?

 そう思った途端、ハボックは走っていた。薄暗い路地を曲がる。

「リアーナ!」

「…ジャン…?」

 人気の無い路地裏で、男3人に囲まれて格闘していたのは、やはりリアーナだった。

 コートのボタンは飛んでいるし、服装も乱れている。口元を切ったのか血がにじんでいて…。それでも一人転がっているのは、リアーナが倒したものだろう。

「………っ。」

 物も言わずに、一人を投げ飛ばし、もう一人を蹴り倒す。

 驚いて逃げ腰になっている最後の一人にも蹴りを入れる。怒りが収まらないのか執拗に何度も蹴り続ける。

「…ジャン、ジャン。待って。」

 リアーナが抱きつくようにしてハボックを止める。このまま続けていては、怪我だけではすまなくなる。冷静になった時に、後悔するのはハボックだ。

「あなたたちっ!早く、連れて行って。」

 追いついてきたハボックの部下に急がせる。騒ぎに気付いて近くに居た別のグループも手伝いに来て、すぐに男たちは連行されていった。

 フーフーと肩で息をしているハボック。

「ジャン、ごめんね。驚かせちゃったね。」

 なだめるようにリアーナに言われて、はっと我に帰る。一番大変だったのはリアーナじゃないか。

「無事か?怪我は?…口元、切れてるな。」

 ぺロリとなめると、一瞬しみたのか眉を寄せた。突然のキスに近い行動に、残っていた部下たちが慌てて後ろを向く。

「大丈夫よ。…ああ、でもコートのボタン!汚れちゃうし!あっ、スカートもほつれてる!」

 パタパタと自身を探りながら声を上げるリアーナにやっとほっと肩の力が抜ける。

 手を引いて歩こうとして、カクリとリアーナの体が傾いた。

「足、挫いたのか?」

「違う。んんもう!ヒールまで取れた!」

 ポイと脱いだ右足のパンプスのヒールは付け根のところからポキリと折れていた。

 4人の男たちを相手に、相当頑張ったのだと分かる。

「……お前、何か手が熱いぞ。熱、あるんじゃないか?」

「そう?動いたからじゃない?」

 けれど、息まで熱いのはやはり熱のせいのようだ。

 『よいしょ』と両腕で抱き上げると大丈夫だと騒ぐが、靴もダメになったんだろうというと大人しくなった。そのまま、救護車へと向かう。

「ねえ、ジャン。」

「んー?」

「…私…。ふさわしくない?」

「はあ?」

「ジャンに。」

 さっきみたいに本気で怒ったハボックを初めてみた。あれはリアーナが襲われていたからで、それだけ大切に思ってくれているということだ。

 なのに、何かあるたびに鬱々と悩んで、結局疑ってしまうのはハボックの気持ちで。

「んな馬鹿なことあるか!」

「だって。」

「だってもクソも無い!」

「ずっと考えてたの。この噂が出てから。」

「?」

「あっという間に広まって、皆面白がってて。…早く、別れろって言われてるみたいでっ。」

 涙をこぼし始めたリアーナ。抱いている腕にぎゅっと力を込める。

 ずっと不安だったんならどうしてそう言ってこないのか…。

「ふさわしくないなんて、誰が決めるんだよ。」

「………。」

「ふさわしくないのは、俺のほうだろ。」

「っ何で!?」

「ほらな。」

「………。」

「仕事熱心で真面目で、皆に頼りにされて、けど同じだけ大切にされてて。」

「……え?」

「指示にはきちんと従うくせに、大佐に面と向かって『大嫌い』って言えるし、平気で面倒は押し付けて…。」

「…何よう。」

「我儘言うのがへたくそで、ついでに甘えるのもへたくそで。」

「………。」

「軍人で、同僚で、ずっと親友だった。長い時間一緒に過ごした。そうじゃないリアーナなんて想像がつかない。そういうの、全部ひっくるめてリアーナだろ。んで、多分そういうリアーナだから好きになったんだ。」

「…ジャン…。」

「自分にはすっげえ厳しいくせに周りには甘くて。その上俺に対しては猛烈に甘くて。」

「……そう、かしら…。」

「そうだよ。お前と居ると俺がどれだけ楽かなんて、考えたことも無いんだろ?」

「………。」

「ふさわしくない、とか言うな。ふさわしいとか、そうじゃないとか。そんなのを基準にして付き合うんじゃないだろ。」

「うん。」

 リアーナが首にしがみついてくる。

「好き、だから。だから付き合うんだろ。」

「うん。私も、情けなくてかっこいいジャンが好き。」

「何だ、そりゃ。」

「本当だもの。」

 褒められたのかけなされたのか…。少し考えたけど結局分からなかった。

「…ふふ、良かった。」

「何が?」

「ジャンにやっと会えた。」

「ああ、そうだな。」

「えーと。メリー・クリスマス、ジャン。」

「ああ、メリー・クリスマス。リアーナ。」

 部下たちが回りに居ないことを二人でキョロキョロと確認して、そっと唇を合わせた。

 

 

 結局、リアーナはそのまま高熱を出し寝込んだ。

 恐らくは、寒い中一日中歩き回ったのと多大なストレスが原因だろう。

 変わりにマスタングが現場へ引っ張り出され、ホークアイにこき使われた。

 その上、復活したリアーナにチクリチクリと嫌味を言われ、ダメになったコートやワンピース、パンプスまで弁償させられた。

 もう、あの二人をからかうのはやめておくかな…。

 西方司令部に居る同期にまで話が行ってしまい、『私の妹分に何てことするの!』と次に会ったときには殴られることが決定しているマスタングは、溜め息をつきつつそう思った。

 

 

 

 

 

20051101UP
END

 

 

ダラダラと長くてすいません。本当はもっと長かった…。
削ったんですよ、これでも。
リアーナがイーストシティ中を走り回るドタバタ話にしたかったんだけど…。
そういう話はどうやら私は苦手なようです。
ただ、リアーナが情緒不安定になっただけでした。
エド、突然出てくるしね。けど初稿ではアルも本部のテントに行ったんだ…。
このシリーズは東方司令部の日常って感じが背景にあるので、色々とリンクするところもあり…。
エドと7歳年上の受付の彼女の話もあったりして…。
後、アルの話もあったり…。
いっぺんに広がりすぎると訳が分からなくなりそうだなあ。
何かそのうち書きたくなったら色々出てくるかも…。
(05、12、02…おう!4ヶ月目!)

 

 

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